中国株ニュース 詳細
【10月31日の香港市場】
2017.10.31 18:25
主要指数はまちまち。ハンセン指数は前日比0.31％安の2万8245.54ポイント、H株指数は0.48％安の1万1507.72ポイントと、いずれも続落。レッドチップ指数は4日ぶりに小反発し、0.13％高の4382.78ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約7％減少し、概算で962億7800万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は上海経由が12億3100万元、深セン経由が7億2600万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
ニューヨーク市場は税制改革の不透明感が強まったことを受け、ダウ平均が3日ぶりに反落。外部環境の悪化を受け、香港の主要指数は低く寄り付いた。本日発表された10月のCFLP製造業PMIは51.6で、市場予想を下回った。サービス業PMIも前月に比べ低下。こうした景況感の悪化に加え、17年1－9月期決算を発表した本土系銀行株が売られたことで、ハンセン指数とH株指数は前場の序盤で下げ幅を広げた。ハンセン指数は後場で上げに転じる場面もあったが、終盤で再び売られた。H株指数は下げ幅を縮めたものの、マイナス圏で推移。クロージング・オークション・セッション（CAS）を経て、再び下げ幅を広げた。一方、レッドチップ指数は石油株などに支えられ、朝方で上げに転じ、その後も堅調に推移した。本土マネーの動きは引き続き活発で、メインボード売買代金の13％を占めた。
ハンセン指数の構成銘柄では、17年1－9月期決算を発表した本土系銀行株が大きく下げた。中国銀行（03988.HK）は7－9月期の増益率が同業を下回ったことを嫌気し、下落率1位の3.47％安。また、17年1－9月期決算が2.34％増益にとどまった中国工商銀行（01398.HK）は下落率3位の1.90％安。交通銀行（03328.HK）も連れ安し、下落率4位の1.50％安だった。中国銀行の子会社の中銀香港（02388.HK）は7－9月期の業務純益が小幅に減少したことが売り材料となり、下落率2位の3.12％安だった。また、米金利の低下でニューヨーク市場の金融株が売られたことを受け、AIA（01299.HK）が1.17％安、HSBC（00005.HK）が0.84％安だった。
一方、昨日の下落率1位だった吉利汽車（00175.HK）が反発し、本日は上昇率1位の2.54％高。明日発表予定のマカオのカジノ統計への期待を背景に、銀河娯楽（00027.HK）が上昇率2位の2.50％高だったほか、サンズチャイナ（01928.HK）が0.68％高。原油相場の上昇を背景に、中国海洋石油（00883.HK）が1.33％高。iPhoneXの予約が好調との報道が引き続き材料視され、瑞声科技（02018.HK）が0.99％高だった。（中国部・千原）
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価（価格）の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失（為替差損）が生じるおそれがあります。上場投資信託（ETF）は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券（REIT）は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門
