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【10月26日の中国本土市場】
2017.10.26 17:25
主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が5日続伸し、前日比0.31％高の3407.56ポイント。B株指数は続伸し、0.55％高の356.29ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が5日続伸し、0.21％高の1万1461.28ポイント。B株指数は続伸し、0.23％高の1221.38ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約32％増加し、概算で5123億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は14億4600万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は2億4200万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
上海総合指数は朝方こそ下げる場面もあったが、すぐに上げに転じると、節目の3400ポイントを抜いた。その後も上げ幅を広げ、本日の高値付近で前場を終了。後場は売りに押され、上げ幅を縮めたが、終値でも大台を維持した。終値が3400ポイントを上回るのは2015年12月31日以来。上海市場は全体の6割の銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄は全体の5割あまりだった。
中国本土の債券市場で10年物国債が売られ、利回りが3.8％を突破。2014年12月以降で最高となった。株式市場に資金が流れ、両市場合計の売買代金は8日ぶりに5000億元を上回った。こうしたなか17年1－9月決算を材料に大型株が買われ、上海総合指数を支えた。
上海A株市場の主要セクターでは、保険株は堅調だったものの、銀行株は総じて軟調。石油株はまちまちだった。こうしたなか、高速鉄道関連の銘柄が買われ、晋西車軸（600495.SS）と晋億実業（601002.SS）がストップ高だったほか、中国中車'A'（601766.SS）が7.75％高だった。茅台酒（600519.SS）は17年1－9月期決算が大幅増益となったことを好感し、6.96％高。値がさの大型株であることから、上海総合指数の上昇に大きく貢献した。
上海B株市場は全体の7割近くの銘柄が上昇。深センB株市場は上昇銘柄の方がわずかに多かった。（中国部・千原）
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