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サンズチャイナ、17年7-9月期決算は24.4%増益(筆頭株主発表)

2017.10.26 10:25

 サンズチャイナ(01928.HK)は25日、ニューヨーク証券取引所に上場する筆頭株主のラスベガス・サンズ(Las Vegas Sands Corp.)が決算報告書(米国会計基準)を発表し、マカオ事業の2017年7-9月期業績を明らかにした。なお、サンズチャイナの財務諸表は国際会計基準に基づいており、ラスベガス・サンズの開示情報と直接比較することはできない。

 サンズチャイナの純営業収益は前年同期比12.2%増の19億3000万米ドル、純利益は24.4%増の4億300万米ドルに達した。

 事業別業績をみると、大型総合カジノリゾート「ベネチアン・マカオ・リゾートホテル」(澳門威尼斯人)の純営業収益は7.1%減の7億1800万米ドルに後退。EBITDAは16.5%減の2億6300万米ドルにとどまり、EBITDAの利益率は前年同期を4.2ポイントも下回った。

 総合リゾート「ザ・プラザ・マカオ」(澳門百利宮)の純営業収益も振るわず、8.7%減の1億4700万米ドル、EBITDAは16.1%減の5200万米ドルだった。

 マカオ初のラスベガス式カジノ「サンズ・マカオ」(澳門金沙)の純営業収益は前年同期比14.4%減の1億4300万米ドル、EBITDAは10.9%減の4100万米ドルと低迷。

 大型総合カジノリゾート「サンズ・コタイ・セントラル」(金沙城中心)も振るわず、純営業収益が8.5%減の4億7400万米ドル、EBITDAが11.9%減の1億5500万米ドルにとどまった。

 一方で、2016年9月に開業した複合型ホテル「ザ・パリジャン・マカオ」(澳門巴黎人)は好調で、純営業収益は4億1800万米ドル、EBITDAは1億3500万米ドルに達し、前四半期比でそれぞれ15.8%、27.4%増加している。

 
 
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【出所】香港証取サイト上の公告(2017/10/25)

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