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【10月23日の香港市場】
2017.10.23 17:54
主要指数はそろって反落した。ハンセン指数は前営業日比0.63%安の2万8305.88ポイント、H株指数は0.58%安の1万1491.07ポイント、レッドチップ指数は0.02%安の4394.17ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ約6%減少し、概算で913億9600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が12億3300万元、深セン経由が10億5000万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
先週末の米国株市場は小幅ながらも上昇。米上院が予算決議案を可決したことで、トランプ政権の大規模減税実現の可能性が高まった。これが好感され、週明けの香港株市場では主要指数が小高くスタート。もっとも、高値警戒感は強く、すぐに下げに転じると、ハンセン、H株の両指数は大引けまでマイナス圏での小動きが続いた。レッドチップ指数は後場で再び上げに転じたが、上げ幅は非常に小さく、最終的にわずかにマイナス圏で取引を終えた。
本土系銀行株が総じて売られ、指数の足を引っ張った。7-9月期の純金利マージンがやや伸び悩むとのアナリストの予想が嫌気され、中国工商銀行(01398.HK)がハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる2.22%安、中信銀行(00998.HK)が1.36%安、中国銀行(03988.HK)が1.23%安。また、住宅政策トップが中国共産党大会の記者会見の席上で、10-12月も住宅取引高の伸びが減速するとの見解を公表。9月の住宅価格でも価格上昇の減速感が鮮明となり、不動産大手が軟調だった。、中国恒大(03333.HK)が1.74%安、万科企業(02202.HK)が1.48%安、雅居楽集団(03383.HK)が0.83%安。
このほか、電気自動車(EV)の地場系大手であるBYD(01211.HK)が3.69%安に沈んだ。米テスラ社が工場建設で上海市政府と合意したと伝わり、国内市場の競争激化が懸念された。吉利汽車(00175.HK)も外資ブランド車との競争激化が警戒され、2.09%安で大引け。1-9月期決算の発表が本格化し、鉄道車両の電気系統を手がける株洲中車(03898.HK)は減収減益の決算内容を手がかりに、7.00%安に沈んだ。
一方で生保最大手の中国人寿保険(02628.HK)は大幅増益見通しを明らかにし、3.45%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。また、製薬大手の広州白雲山医薬(00874.HK)も大幅増益の決算内容を材料に、7.18%高と買い進まれた。これに連れ高し、ライバルの上海医薬(02607.HK)が4.35%高、中国中薬(00570.HK)が3.46%高など、医薬セクターが上昇した。(中国部・畦田)
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