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十三集団、大規模な資本再編を計画

2017.10.23 11:24

 十三集団(00577.HK)は20日、大規模な資本再編の計画を発表した。同社株10株を1株(額面20HKドル)に併合した後に、額面を0.2HKドルに切り下げることで減資を実施する予定。これにより、約18億2331万6679HKドルを捻出し、累積損失の削減に充てる。

 さらに併合・減資後の同社株1株につき新株を10株を割り当てる株主割当増資(ライツ・イシュー)を実施する。日本人を含む海外株主は、規制があるため増資に応じることはできない。1株あたりの割当価格は1.10HKドルで、2017年10月19日の終値9.10HKドル(株式併合による調整済み)を87.91%下回る水準。これにより約9億7300万HKドルを調達する見込み。さらに複数の投資家を対象にローン・ノートを割り当てて最大7億1700万HKドルを調達するほか、ファイナンス会社から最大2億5000万HKドルを借り入れる。資本再編にあわせ、売買単位も現在の500株から2000株に切り替える。

 一連のファイナンスで調達する資金は、2013年からマカオで開発を進める「十三第酒店」と呼ばれる豪華ホテル・総合リゾートプロジェクトに投じる計画。同ホテルは当初2016年末に開業予定だったが、ライセンス発給の遅延と開発コスト増加による資金不足から遅れていた。今回の資金調達でプロジェクトを加速する構えで、2018年3月末の開業を見込むという。

 なお、予定スケジュールによると、2017年11月27日に株式併合・減資が発効する見込み。同日から仮コードのみの取引に入り、その間の11月28日に株主割当増資の権利落ちを迎え、12月11日~2018年1月3日はパラレルトレードとなる。

 今回の情報開示のため、同社株は2017年10月20日に売買停止となったが、10月23日に取引を再開した。
 
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【出所】香港証取サイト上の公告(2017/10/20)

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