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【9月28日の中国本土市場】
2017.09.28 17:03
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が3日ぶりに小反落し、前日比0.16％安の3339.64ポイント。B株指数は小幅に3日続伸し、0.09％高の359.30ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3日ぶりに小反落し、0.04％安の1万1031.42ポイント。B株指数は3日続伸し、0.22％高の1187.80ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約6％増加し、概算で4415億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は1億5800万元の売り越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）も売り越しに転じ、売越額は1億3800万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
上海総合指数はマイナス圏での小動きに終始。深セン成分指数は前場の中盤まで前日終値を挟んで一進一退で推移し、その後は堅調となったものの、後場の終盤で下げに転じた。上海市場と深セン市場のいずれも全体の6割半の銘柄が下落した。国慶節の長期連休が近づいていることから、海外マネーはリスク回避の動きを強め、「滬股通」と「深股通」はそろって売り越しとなった。
上海A株市場で国有四大銀行の主力が堅調だったものの、そのほかの銀行株は軟調だった。二大石油株はそろって反落。保険株は総じて堅調だった。そのほかでは、国慶節連休が近づいていることから、上海錦江国際酒店発展'A'（600754.SS）が5.81％高、北京首旅ホテル【売付のみ】（600258.SS）が5.15％高など、宿泊関連の銘柄などが買われた。
消費関連株も概ね堅調で、なかでも酒造株の上昇が目立った。上海市場では沱牌舎得酒業【売付のみ】（600702.SS）が5.44％高、金種子酒業【売付のみ】（600199.SS）が3.68％高、安徽口子酒業（603589.SS）が3.52％高、今世縁酒業（603369.SS）が3.46％高、茅台酒（600519.SS）が2.01％高。深セン市場でも安徽古井貢酒'A'（000596.SZ）が6.54％高、酒鬼酒（000799.SZ）が4.51％高、洋河酒廠（002304.SZ）が3.10％高だった。
上海B株市場は全体の5割半の銘柄が上昇。深センB株市場は5割半の銘柄が下落したものの、時価総額の大きな安徽古井貢酒（200596.SZ）が上昇率2位の3.71％高となったことに支えられ、深センB株指数は小幅高となった。（中国部・千原）
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