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【9月26日の香港市場】
2017.09.26 17:55
主要指数は小幅に反発した。ハンセン指数は前日比0.04%高の2万7513.01ポイント、レッドチップ指数は0.53%高の4258.52ポイントと、4営業日ぶりに上昇。H株指数は0.51%高の1万968.39ポイントと、3日ぶりに反発した。メインボードの売買代金は前日比で約13%減少し、概算で970億8500万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が7億8000万元、深セン経由が10億2600万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
トランプ大統領の発言は宣戦布告とみなすという北朝鮮外相の発言を受け、前日の米国株市場ではダウ平均が続落。朝鮮半島情勢をめぐる地政学リスクが引き続き重しになると、本日の香港株市場でも主要指数が安く寄り付いた。もっとも、前日の急落の反動もあり、主要指数は前場の中盤までにプラス圏を回復。その後はハンセン指数が前日終値を挟んで小幅にもみ合い、最終的に終値をかろうじてプラス圏に乗せた。H株、レッドチップの両指数は総じて堅調に推移。原油相場の上昇や企業業績、連休商戦などへの期待感が押し目買いにつながった。
原油高が好感され、中国海洋石油(00883.HK)がハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる3.99%高、中国石油天然気(00857.HK)が同2位の3.51%高、中国石油化工(00386.HK)が1.72%高など、大型石油株が反発した。これに追随し、石炭最大手の神華能源(01088.HK)が同3位の2.40%高、天然ガスセクターの崑崙能源(00135.HK)が2.37%高と堅調だった。また、前日急落した自動車セクターの一角に押し目買いが入った。BYD(01211.HK)は電気自動車(EV)やモノレール事業をめぐる複数のアナリストの強気見通しを背景に、急反発して11.63%高。広州汽車(02238.HK)が2.14%高、吉利汽車(00175.HK)が0.68%高だった。このほか、再エネ・新エネ・環境関連の銘柄が堅調。社会資本のPPP(官民パートナーシップ)を通じたクリーンエネルギー分野への参入を政府が積極的に奨励すると伝わった。首創環境(03989.HK)が18.46%高、国電科技環保(01296.HK)が6.77%高、大唐新能源(01798.HK)が1.02%高。
一方で本土系の不動産株が引き続きさえず、中国海外発展(00688.HK)がハンセン指数構成銘柄の下落率4位となる0.98%安。広州富力地産(02777.HK)が3.27%安、中国恒大(03333.HK)が3.15%安だった。昨日に続いて非鉄セクターに利益確定売りが目立ち、中国アルミ(02600.HK)が4.32%安、江西銅業(00358.HK)が1.94%安。個別ではIT大手のテンセント(00700.HK)が1.17%安となり、ハンセン指数の重しになった。中国当局が「インターネット安全法」違反で行政処分を下したと伝わった。(中国部・畦田)
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