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【9月21日の中国本土市場】
2017.09.21 17:22
主要指数は深センB株を除いて小幅に反落した。上海市場は上海総合指数が前日比0.24%安の3357.81ポイント。B株指数は4日ぶりに調整し、0.11%安の358.70ポイントだった。深セン市場では深セン成分指数が0.82%安の1万1098.33ポイント。一方でB株指数は0.08%高の1187.34ポイントと、わずかに続伸した。両市場の売買代金は前日比で約2%増加し、概算で5526億元。なお、「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は8億7900万元、「深股通」(香港経由の深センA株投資)は4億600万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
本土市場は利益確定売りが先行し、2500近い銘柄が値下がり。一方、値上がり数は700あまりにとどまった。上海総合指数は狭いレンジでもみ合い、小幅安で取引を終了。深セン成分指数はジリ安となり、本日の安値で引けた。本日未明に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文は予想外にタカ派的内容となり、外為市場で大幅な米ドル高・人民元安が進行。人民元の先高感が急速に後退し、資金流出の懸念が投資家心理を悪くした。もっとも、1-9月の企業業績や来月の党大会を控えた政策期待などが続き、ろうばい売りは限られた。
FOMCの結果を受けて国際金相場が下落。西部黄金(601069.SS)が4.43%安、山東ゴールド(600547.SS)が3.50%安、中金ゴールド(600489.SS)が2.41%安など、金鉱株がそろって調整した。洛陽欒川'A'(603993.SS)が4.03%安、江西銅業'A'(600362.SS)が3.06%安など、非鉄金属セクターは総じて低迷。北京、上海、広州など沿海部の大都市で投機抑制の政策が強まっていることを受け、不動産セクターがさえない。臥龍地産(600173.SS)が4.64%安、上海世茂(600823.SS)が2.59%安、緑地HD(600606.SS)が2.08%安だった。AI(人工知能)、リチウム電池、エタノール燃料などのテーマ株も振るわず、竜力生物(002604.SZ)が6.40%安、科大訊飛(002230.SZ)が5.10%安、天斉リ業(002466.SZ)が3.55%安。
一方で国慶節・中秋節の大型連休を控え、消費関連株の一角が上昇。徐家匯商城(002561.SZ)が6.87%高、杭州解百(600814.SS)が3.15%高など、一部の小売大手が買われた。販売拡大への期待感から家電大手が物色され、海信電器(600060.SS)が4.30%高、青島ハイアール(600690.SS)が1.56%高、TCL集団(000100.SZ)が1.67%高。
なお、B株市場はA株に連れ安し、約6割の銘柄が値下がり。その中で深センB株では製紙大手の山東晨鳴紙業'B'(200488.SZ)が上昇率1位の3.39%高で引け、指数の小幅続伸に貢献した。(中国部・畦田)
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