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中国航空工業国際、米国の老舗航空機エンジン企業を買収へ
2017.09.20 10:38
中国航空工業国際（00232.HK）は19日、最終支配者の中国航空工業集団（中航工業）による再編の一環で、大規模な資産買収の計画を発表した。ゼネラルアビエーション（軍事用と定期路線を除いた航空分野）分野を中心とした航空機エンジン・部品の企業グループであるコンチネンタル・モータースの全出資持分を中航工業から取得する。買収総額は24億HKドルに上り、うち14億HKドルは1株あたり0.37HKドルで対価株（買収後の発行済み株数の40.67％）を割り当てるかたちで支払う。
その後、希薄化の防止と株主還元を目的に、中航工業は取得した対価株すべてを公募売出の方式で中国航空工業国際の既存株主に売却する計画。1株あたりの売出価格は同じく0.37HKドル、割当比率は既存株1株につき売出株0.6855株、権利落ち日は2017年11月28日、売出期間は12月8～21日をそれぞれ予定している（注意：当社のお客様は公募売出に参加できません）。
中航工業の再編の一環で中国航空工業国際は不動産開発事業の売却計画を進めており、売却後の収益事業の強化などを目的に今回の買収を決めたと説明。米国に本拠を置くコンチネンタル・モータースは米国・欧州・中国などで事業展開する航空機エンジン・部品の老舗メーカーであり、ピストン式航空機エンジンの世界シェアは約70％に達するという。2016年12月本決算の売上高は2億431万5000米ドル、純利益は537万2000米ドルだった。
（同件につきましては、2016年12月6日付「保利房地産、中航地産から不動産資産を買収へ」、2016年12月3日付「保利房地産、親会社による中国航空工業集団の不動産事業買収の進ちょく」、2016年9月8日付「中航国際控股と中国航空工業国際、不動産事業を売却へ」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/09/19)
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