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【9月15日の香港市場】

2017.09.15 18:04

 主要指数はハンセン指数が前日比0.10%高の2万7807.59ポイント、レッドチップ指数が0.57%高の4361.81ポイントと、は3日ぶりに小反発した。一方でH株指数は0.30%安の1万1067.55ポイントと、小幅ながらも3日続落。メインボードの売買代金は前日比で約2割増加し、概算で1172億4100万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が売り越しに転じ、売越額は1億5800万元を記録。対照的に深セン経由の買越額は8億100万元に増加した(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 本日朝方に北朝鮮がミサイルを発射。これにより地政学リスクが高まると、週末の香港株市場は引き続き利益確定売りに押された。主要指数は前場中盤に本日の安値を記録。H株指数は1万1000ポイントを割り込み、下落率が1.5%に近づく場面もみられた。それでもミサイル発射は織り込み済みとの見方があったほか、前回と同じくグアム沖を避けたことで、押し目を拾う動きも活発化。主要指数は前引けにかけて下げ幅を縮め、ハンセン、レッドチップの両指数はプラス圏で前場を終えた。後場は方向感に乏しく、H株指数は小幅安で大引け。ハンセン、レッドチップの両指数は終値でプラス圏を維持した。

 国内のコモディティ相場の下落が嫌気され、鉄鋼・非鉄・石炭・建材などの景気敏感セクターが低迷した。石炭最大手の神華能源(01088.HK)が1.35%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率2位。安徽海螺水泥(00914.HK)が4.80%安、鞍鋼(00347.HK)が4.26%安、中国アルミ(02600.HK)が4.17%安、ヤン州煤業(01171.HK)が4.18%安など、各業界の大手がそろって売られた。華潤セメント(01313.HK)は前日に1-9月期の好業績見通しを発表したが、本日は利益確定から2.35%安に沈んだ。中国系企業による米半導体企業の買収計画をトランプ政権が阻止したことで、ハイテク関連株やグローバルに展開する企業の一角がさえない。音響部品大手の瑞声科技(02018.HK)がハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる3.09%安、パソコン世界大手の聯想集団(00992.HK)が0.93%安。米国に複数の工場を持つ福耀ガラス(03606.HK)は2.47%安に沈んだ。

 一方で国際原油相場の上昇を支えに、石油大手の中国海洋石油(00883.HK)が2.70%高。中国の住宅在庫が過去3年来で最少となったことで、融創中国(01918.HK)が12.41%高、中国恒大(03333.HK)が3.68%高、中国海外発展(00688.HK)が2.01%高など、本土系不動産株が上昇した。雅居楽集団(03383.HK)は不動産管理子会社のスピンオフ上場計画を手がかりに、2.78%高。中国政府の環境保護規制が強まる中で、再生エネルギーの関連銘柄が堅調。華能新能源(00958.HK)が3.64%高、大唐新能源(01798.HK)が2.02%高、龍源電力(00916.HK)が0.66%高だった。
 
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