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【9月14日の香港市場】
2017.09.14 18:02
主要指数はいずれも続落。ハンセン指数は前日比0.41%安の2万7777.20ポイント、H株指数は0.76%安の1万1101.14ポイント、レッドチップ指数は0.20%安の4336.69ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ8%増加し、概算で965億3800万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が11億3800万元、深セン経由が7億600万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が4日続伸し、最高値を更新。外部環境は良好なものの、米長期金利が上昇し、香港からの資金流出に対する懸念が強まった。本日の香港市場はハンセン指数とH株指数が低く寄り付き、じりじりと下げ幅を拡大。8月の中国本土の主要経済指標が市場予想を下回ったことも逆風となった。レッドチップ指数は不動産株に支えられ、前場の中盤までは堅調だったが、下げに転じて前場を終了。後場は小幅安で推移した。メインボードの売買代金は5日ぶりに900億HKドルを上回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、データ通信料の値下げ競争が懸念され、中国移動(00941.HK)が下落率1位の1.70%安、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が0.36%安。吉利汽車(00175.HK)は利益確定売りに押され、下落率2位の1.67%安。昨日の上昇率1位だった銀河娯楽(00027.HK)は反落し、本日は下落率3位の1.31%安だった。また、本土系の銀行株や保険株などが、経済指標の下振れを嫌気。香港系の不動産株も資金流出への警戒感を背景に、下げが目立った。
こうしたなか、消費関連株が堅調。中国旺旺(00151.HK)が2.84%高、恒安国際(01044.HK)と蒙牛乳業(02319.HK)がいずれも2.28%高となり、上昇率1~2位に並んだ。本土系の不動産株がそろって買われ、中国海外発展(00688.HK)が1.29%高、華潤置地(01109.HK)が1.01%高となり、上昇率4~5位となった。テンセント(00700.HK)はAI(人工知能)やオンラインゲームを使って広告収入を増加させる方針が報道され、期待感から0.89%高だった。(中国部・千原)
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