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【9月12日の香港市場】
2017.09.12 17:58
主要指数はそろって小幅に続伸した。ハンセン指数は前日比0.06%高の2万7972.24ポイント、H株指数は0.18%高の1万1242.06ポイントと3日続伸。レッドチップ指数は4日続伸し、0.46%高の4349.61ポイント。メインボードの売買代金は前日とほぼ変わらず、概算で899億1700万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が14億7200万元、深セン経由が6億9200万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
米国南部を襲った大型ハリケーンの被害が比較的軽微だったほか、国連安保理に米国政府が提案した北朝鮮に対する最新の追加制裁案が当初の予想よりも軟化した内容だったことから、前日の米国株市場ではダウ平均が急伸。米国市場の取引終了後に安保理は追加制裁案を承認し、圧力強化に慎重姿勢の中露両国も賛成に回った。これにより、当面の北朝鮮情勢のヤマ場を通過したとの見方が広がると、本日の香港株市場では主要指数が小高くスタート。ハンセン指数は寄り付きで2万8000ポイントを付けた。もっとも、地政学リスクは幾分和らいだものの燻り続け、神経質な地合いに転換。主要指数はいずれも前日終値を意識した小動きに終始した。最終的にいずれもプラス圏で引けたが、上げ幅はわずか。ハンセン指数は2万8000ポイントを維持できなかった。
従来型自動車の将来的な販売停止の可能性を政府高官が示唆したことが引き続き刺激材料となり、新エネルギー車関連の自動車セクターが続伸した。民営大手の吉利汽車(00175.HK)が6.04%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。電気自動車で業界をリードするBYD(01211.HK)は10.52%高と連騰した。正通汽車(01728.HK)が7.15%高、中国永達汽車(03669.HK)が6.02%高など、ディーラー大手も好調。
また、非鉄・鉄鋼大手が上昇した。中国アルミ(02600.HK)は資産再編の計画を受けてA株が売買停止に入り、思惑買いから6.69%高。新疆新キン砿業(03833.HK)が4.38%高、鞍鋼(00347.HK)が3.70%高、馬鞍山鋼鉄(00323.HK)が3.65%高だった。個別では段ボール原紙大手の玖龍紙業(02689.HK)が7.35%高。出荷価格の値上げを見込み、アナリストが目標株価を引き上げたことが材料視された。
一方で香港系不動産株が振るわず、恒隆地産(00101.HK)が1.67%安、長江地産(01113.HK)が1.16%安、恒基地産(00012.HK)が0.66%安で、ハンセン指数の重しになった。金相場調整の警戒感から、中国黄金国際(02099.HK)が4.14%安、招金砿業(01818.HK)が3.42%安と、金鉱大手が値下がりした。(中国部・畦田)
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