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【9月12日の中国本土市場】
2017.09.12 16:54
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が小幅に続伸し、前日比0.09％高の3379.48ポイント。B株指数は3日ぶりに反落し、0.50％安の357.90ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3日ぶりに反落し、0.09％安の1万1043.60ポイント。B株指数は3日続伸し、0.11％高の1170.92ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約28％増加し、概算で7571億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は18億2100万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は7億5000万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
上海総合指数は高く寄り付いたものの、前場は下げに転じる場面もたびたびあった。後場は上げ幅を広げて始まったが、すぐに失速。終盤で下げに沈んだものの、取引終了間際で再び上げに転じた。上海市場は全体の6割あまりの銘柄が下落したものの、大型株に支えられ、上海総合指数はわずかに上昇。深セン市場も6割あまりの銘柄が下落した。大型株が活発に取引され、両市場合計の売買代金は約5カ月ぶりに7000億元を上回った。
上海A株市場の主要セクターでは銀行株がまちまち。二大石油株はいずれも軟調。保険株は反発した。証券株は軒並み堅調だった。そのほかでは、自動車株が堅調。上海市場では江淮汽車（600418.SS）が7.07％高、宇通バス（600066.SS）が4.74％高、福田汽車（600166.SS）が3.76％高、東風汽車（600006.SS）が3.25％高、上海汽車（600104.SS）が1.56％高、長城汽車'A'（601633.SS）が0.88％高。深セン市場ではBYD'A'（002594.SZ）が7.63％高、中通客車（000957.SZ）が6.62％高、衆泰汽車（000980.SZ）が5.67％高だった。
一方、昨日は大幅高となったリチウムイオン電池の関連株が反落。コウ鋒リ業（002460.SZ）が7.70％安、天斉リ業（002466.SZ）が6.83％安だった。
上海B株市場は全体の8割近くの銘柄が下落。深センB株市場は全体の5割半の銘柄が下落したものの、大型株の一角に支えられ、深センB株指数は小幅高となった。人民元高を好感し、山東晨鳴紙業'B'（200488.SZ）が3.76％高と続伸し、2日連続で上昇率1位。重慶長安汽車（200625.SZ）が上昇率2位の1.47％高となり、深センB株指数の上昇に寄与した。（中国部・千原）
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