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【9月11日の中国本土市場】
2017.09.11 17:02
主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が3日ぶりに反発し、前営業日比0.33％高の3376.41ポイント。B株指数は続伸し、1.18％高の359.71ポイント。深セン市場はいずれも続伸し、深セン成分指数が0.75％高の1万1053.72ポイント、B株指数が0.58％高の1169.59ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約7％増加し、概算で5898億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は18億1900万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は3億1000万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
上海総合指数は朝方こそ下げに沈んだが、その後は上げ幅を拡大。前場の中盤で本日の高値を付けた。その後は売りに押され、小幅高で前場を終了。後場は小幅高での小動きとなった。上海市場は全体の7割近くの銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄は全体の6割あまりだった。
従来型燃料車の生産販売停止に向けたタイムスケジュールを検討中と、土曜日に開かれたフォーラムで工業信息化部の幹部が発言。ガソリン車を含む化石燃料車から電気自動車へのシフトが加速する可能性を材料に、電気自動車（EV）の関連銘柄が買われた。EV大手のBYD'A'（002594.SZ）が4.07％高。新エネルギー車、リチウムイオン電池、永久磁石、充電スタンドなどの関連銘柄も大幅高となり、寧波杉杉（600884.SS）、雅化実業（002497.SZ）、可立克（002782.SZ）、多フツ多化工（002407.SZ）、天賜高新材料（002709.SZ）、塩湖工業（000792.SZ）、成飛集成（002190.SZ）などがストップ高だった。
非鉄金属株も買われ、雲南リョ業（000807.SZ）がストップ高だったほか、洛陽欒川'A'（603993.SS）が9.90％高、中国アルミ'A'（601600.SS）が7.01％高。人民元高を好感して製紙株も買われ、栄晟環保紙業（603165.SS）がストップ高だったほか、中冶美利雲（000815.SZ）が8.91％高、山東晨鳴紙業'A'（000488.SZ）が4.98％高、太陽紙業（002078.SZ）が3.09％高、景興紙業（002067.SZ）が2.54％高だった。一方、大型株では銀行株や二大石油株がまちまち。保険株は総じて軟調となり、相場の重荷となった。
上海B株市場の上昇銘柄が全体の9割半に達した。深センB株市場の上昇銘柄は全体の5割半。人民元高を好感し、山東晨鳴紙業'B'（200488.SZ）が上昇率1位の2.77％高だった。（中国部・千原）
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