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首長国際、資産買収と株主割当増資を含む再編を計画
2017.09.11 10:35
首長国際（00697.HK）は8日、資産買収と増資を含む再編計画を発表した。首長国際は親会社から私募ファンド管理会社の京冀共同発展示範区（唐山）基金管理有限公司（京冀共同発展基金）の出資持分95％と、駐車場運営企業の首中投資管理有限公司（首中投資）の出資持分40％を総額4億5023万2000元で買収する。
買収資金を調達するため、首長国際は既存株1株につき新株1株を割り当てる株主割当増資（オープン・オファー）を実施する計画。日本人を含む海外株主は規制があるため増資に応じることはできない。1株あたりの割当価格は0.225HKドル。これにより約20億450万HKドル（諸費用を除く）を調達し、今回の買収や買収後の両社の事業拡大に充てるほか、既存債務の返済、貿易事業の運営、将来の運転資金と買収などに投じるという。
一連の再編を通じ、首長国際は主力の鋼材・鉄鉱石の貿易事業への依存度を減らし、収益多角化とリスク分散を図ると説明。現時点で京冀共同発展基金が管理する資産規模はヘルスケア、環境、インフラ、新エネルギーなどの分野を中心に約40億元に上る。2017年7月末の純資産は1億6418万4865元、2016年12月本決算の純損失は9万6830元となっている。また、首中投資はスマートパーキングの事業子会社を持ち、北京市で建設が進む新空港の駐車場の運営を担う。2017年7月末の純資産は2億2834万7961元、2016年12月本決算の純損失は557万8690元となっている。
また、株主割当増資の割当価格である0.225HKドルは2017年9月7日の終値0.285HKドルを21.05％下回り、10月16日に権利落ちを迎えるとしている。
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/09/08)
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