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【8月29日の中国本土市場】

2017.08.29 17:06

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が小幅に3日続伸し、前日比0.07%高の3365.22ポイント。B株指数は3日ぶりに反落し、0.32%安の340.80ポイント。深セン市場はいずれも3日ぶりに反落し、深セン成分指数が0.43%安の1万762.36ポイント、B株指数が0.62%安の1148.23ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約12%減少し、概算で5653億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は9億1100万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は9億2100万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 北朝鮮が早朝に弾道ミサイルを発射し、日本列島の上空を通過。地政学リスクの高まりを受け、東京市場や香港市場は低く寄り付いたが、上海総合指数は朝方こそ前日終値を挟んで小動きとなったものの、前場の中盤から後場の序盤にかけて小高く推移。後場の中盤以降は前日終値を挟んで一進一退だった。上海市場は全体の5割あまりの銘柄が下落したものの、大型株などに支えられ、上海総合指数はわずかに上昇した。一方、深セン市場は全体の5割半の銘柄が下落。深セン成分指数は下げ幅を広げ、本日の安値付近で引けた。

 上海A株市場の主要セクターでは、銀行株がまちまちだったものの、時価総額が特に大きな四大国有銀行株はいずれも上昇。中国銀行'A'(601988.SS)が2.12%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)が1.03%高、中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.56%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.49%高だった。原油相場の下落を受け、二大石油株はそろって軟調。保険株は総じて堅調だった。昨日は大幅高となった証券株は利食い売りに押され、総じて売られた。こうしたなか、北京の副都心「雄安新区」の関連銘柄が堅調。韓建河山【売付のみ】(603616.SS)がストップ高、森特士興(603098.SS)が2.84%高だった。一方、軍需株の下落などが目立った。

 上海B株市場は全体の7割の銘柄が下落。深センB株市場の下落銘柄は全体の6割半だった。(中国部・千原)
 
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