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【8月28日の中国本土市場】

2017.08.28 17:09

 主要指数はそろって続伸。上海市場は上海総合指数が前営業日比0.93%高の3362.65ポイント、B株指数が0.81%高の341.93ポイント。深セン市場は深セン成分指数が1.41%高の1万809.73ポイント、B株指数が0.13%高の1155.50ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約38%増加し、概算で6408億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は19億700万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は19億5900万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 上海総合指数は朝方から上げ幅を拡大。3370ポイントを抜くと上値が重かったが、堅調な値動きに終始した。上海市場と深セン市場のいずれも全体の8割の銘柄が上昇した。商いは大きく膨らみ、両市場合計の売買代金は今年4月12日以来の6000億元超えとなった。

 上海A株市場の主要セクターは、二大石油株や保険株が堅調。銀行株はまちまち。証券株は大幅高となり、中国銀河証券'A'(601881.SS)、東方証券'A'(600958.SS)、中原証券'A'(601375.SS)がストップ高だったほか、華泰証券'A'(601688.SS)が9.72%高、華安証券(600909.SS)が8.99%高、招商証券'A'(600999.SS)が7.43%高、国泰君安証券'A'(601211.SS)が6.20%高、中信証券'A'(600030.SS)が6.18%高、東興証券(601198.SS)が5.49%高、方正証券(601901.SS)が4.80%高、興業証券(601377.SS)が4.77%高、国金証券(600109.SS)が4.61%高だった。

 2015年の株価維持策(PKO)で重要な役割を演じた中国証券金融股フン有限公司が、上場証券会社11社の株式を買い増ししていたことが明らかとなり、これが買い材料となった。東呉証券(601555.SS)が4.43%高、光大証券'A'(601788.SS)が4.17%高、海通証券'A'(600837.SS)が4.12%高、西南証券(600369.SS)が4.12%高、太平洋証券(601099.SS)が4.11%高だった。深センA株市場でも証券株が軒並み大幅高だった。こうしたなか、科大訊飛(002230.SZ)が後場で下げに転じ、6.56%安で取引を終了。利益確定売りとみられるが、中小企業板の有名銘柄なだけに、注目を集めた。

 上海B株市場は全体の8割半の銘柄が上昇。深センB株市場の上昇銘柄は全体の6割だった。(中国部・千原)
 
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