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【8月25日の中国本土市場】
2017.08.25 17:05
主要指数はそろって反発。特に上海市場は上海総合指数が急反発し、前日比1.83%高の3331.52ポイントだった。B株指数は4日ぶりに上昇し、0.80%高の339.15ポイント。深セン市場は深セン成分指数が4日ぶりの反発で、1.00%高の1万659.00ポイント。B株指数は小幅ながらも5日ぶりに上昇し、0.05%高の1153.89ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約14%増加し、概算で4662億元。本日の香港経由のA株投資はいずれも買い越し。買越額は「滬股通」(香港経由の上海A株投資)が17億1700万元、「深股通」(香港経由の深センA株投資)が14億5200万元に増加した(注文ベース)。
週末の本土市場は買い戻す動きが活発化し、約2800の銘柄が上昇。一方で値下がりは320銘柄あまりにとどまった。上海総合指数は前場で上げ幅を広げ、節目の3300ポイントを突破。後場はジリ高となり、約20カ月ぶりの高値で引けた。深セン成分指数はやや上値が重かったが、後場で上げ幅を広げて1%近く上昇。上場企業の中間決算や下期の業績見通しを織り込む買いが大型株に入り、全体の地合い改善にもつながった。一方で北朝鮮をめぐる地政学リスクは燻り続け、中小型株が多い深セン市場は上海に比べるとやや上値が重かった。
底堅い上期の業績と下期の収益改善が織り込まれ、大型金融株に買いが膨らんだ。生保最大手の中国人寿保険'A'(601628.SS)は中間決算での二桁の増収益が好感され、5.89%高。交通銀行'A'(601328.SS)は小幅だが最終増益を確保し、5.58%高と買い戻された。招商証券'A'(600999.SS)は業績回復の中間決算を発表し、3.06%高。ほかの金融株も概ね買われ、指数の上昇をけん引した。大型石油株の中国石油天然気'A'(601857.SS)は中間期の特別配当が手がかりになり、1.38%高。石油株に連れ高し、石炭セクターが反発した。陝西黑猫焦化(601015.SS)がストップ高で大引けし、陽泉煤業(600348.SS)が6.74%高、ヤン州煤業'A'(600188.SS)が4.16%高。
一方で環境関連株の一角が利益確定売りに押され、菲達環保(600526.SS)が1.69%安、双良節能システム(600481.SS)が0.75%安、天津創業環保'A'(600874.SS)が0.33%安。炭素製品メーカーの方大炭素(600516.SS)は好決算で株高が続いた反動から、本日は0.84%安とさえない。
なお、上海B株はA株に連れ高し、大半の銘柄が上昇。一方、深センB株の値上がり銘柄は約6割半にとどまった。台風による被害が伝わった仏山華新包装(200986.SZ)がストップ安に沈み、指数の上げ幅も縮めた。(中国部・畦田)
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