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【8月24日の香港市場】

2017.08.24 18:13

 昨日は台風13号「ハト」が香港を直撃し、株式市場が休場。台風一過の本日は、主要指数がいずれも3日続伸。ハンセン指数は前営業日比0.42%高の2万7518.60ポイント、H株指数は0.87%高の1万1051.00ポイント、レッドチップ指数は0.23%高の4307.64ポイントだった。メインボードの売買代金は一昨日に比べ約16%増加し、概算で1047億6900万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が1億7700万元、深セン経由が4億1900万元だった。

 ニューヨーク市場はダウ平均が3日ぶりに反落。17年会計年度末(9月末)が迫り、米政府の債務上限問題が警戒されるなか、メキシコ国境沿いの壁建設の予算計上を要求するトランプ大統領が、政府機関の閉鎖も辞さないという強気な姿勢を示し、これが嫌気された。外部環境は悪化したものの、本日の香港市場は企業業績などを手がかりに買いが先行。本土系の銀行株に支えられ、ハンセン指数やH株指数は堅調に推移。レッドチップ指数は高く寄り付いたものの、通信株や石油株が重荷となり、前場の中盤からは前日終値を挟んで一進一退だった。H株指数は11営業日ぶりに終値で1万1000ポイントを回復した。昨日が休場だったことから商いが膨らみ、メインボードの売買代金は8営業日ぶりに1000億HKドルを上回った。

 ハンセン指数は下落した構成銘柄の方が多かったものの、大型株に支えられて上昇した。上昇率1位は恒安国際(01044.HK)の5.34%高。前場の終了後に発表した17年6月中間決算が2ケタ増益だったことに加え、増配を明らかにしたことが材料され、後場で大幅高となった。中国海外発展(00688.HK)は5.10%高となり、2営業日連続で上昇率2位。また、決算発表を前に本土系銀行株が買われ、中国工商銀行(01398.HK)が上昇率4位の2.49%高、中国建設銀行(00939.HK)が同5位の1.81%高、交通銀行(03328.HK)が同6位の1.59%高だった。時価総額の大きなテンセント(00700.HK)も買われ、1.04%高だった。

 一方、崑崙能源(00135.HK)が下落率1位の6.89%安。17年6月中間決算が小幅増益にとどまり、大方の予想を下回ったことが嫌気された。中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)は2.99%安となり、2営業連続で下落率2位。親会社の混合所有制改革(民間資本の誘致)にともなう増資を実施すると発表し、これが売り材料となった。希薄化の程度は小さいとアナリストが相次いで指摘するものの、株価の支えにはならなかった。(中国部・千原)
 
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