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【8月24日の中国本土市場】
2017.08.24 17:42
主要指数はいずれも小幅に続落した。上海市場は上海総合指数が前日比0.49%安の3271.51ポイント、B株指数は3日続落し、0.21%安の336.44ポイント。深セン市場は深セン成分指数が3日続落し、0.62%安の1万552.96ポイント。B株指数は4日続落し、0.65%安の1153.30ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約5%減少し、概算で4077億元。なお、本日の「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は7億5900万元、「深股通」(香港経由の深センA株投資)は5億9100万元の買い越しだった。
本土市場は2日連続でさえない地合いとなり、2300近い銘柄が値下がり。一方で値上がりは800銘柄あまりにとどまった。米韓合同軍事演習の期間中であり、本日も北朝鮮をめぐる地政学リスクへの懸念が投資家心理を重くした。「混合所有制改革」(民間資本の導入)をテーマに通信大手の中国聯合網絡通信(600050.SS)が週前半に急騰したものの、本日は調整売りが膨らんで6.69%安に沈み、これが地合い全体を悪くした。朝方の上海総合指数はわずかに上昇し、3300ポイントに迫ったものの、大台超えに失敗。これも個人投資家の利益確定売りを誘い、指数はその後もみ合いながら本日の安値圏で引けた。
石油化学大手の中国石化上海石油化工'A'(600688.SS)は減益の中間決算が失望売りを誘い、4.74%安と続落。化学セクター全般のマイナス材料となり、誠志(000990.SZ)が4.38%安、華魯恒昇化工(600426.SS)が2.43%安に沈んだ。鉄鋼大手の馬鞍山鋼鉄'A'(600808.SS)は好業績の中間決算を発表したが、すでに織り込み済みで4.41%安だった。また、白酒価格のピークアウト感が意識され、白酒大手が低迷し、今世縁酒業(603369.SS)が4.47%安、杏花村汾酒(600809.SS)が3.31%安、宜賓五糧液(000858.SZ)が1.33%安。また、銀行株が反落し、指数の足を引っ張った。中信銀行'A'(601998.SS)が1.86%安、浦東発展銀行(600000.SS)が0.79%安。港湾セクターも低迷し、天津港(600717.SS)は中間決算の減益を受けて3.62安で引けた。
一方で環境関連株が引き続き堅調。双良節能システム(600481.SS)が6.86%高、菲達環保(600526.SS)が4.28%高、偉明環保(603568.SS)が2.08%高、凱迪生態環境(000939.SZ)が1.15%高だった。好業績見通しの宅配大手が物色され、円通速逓(600233.SS)が3.03%高、順豊控股(002352.SZ)が1.28%高。
なお、B株市場は約7割の銘柄が値下がりした。一方で上海B株では大型石炭株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が好決算を受けて上昇率2位の0.60%高と底堅く、指数の下げ幅縮小に貢献した。(中国部・畦田)
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