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【8月15日の中国本土市場】
2017.08.15 16:58
主要指数は上海B株が反落したものの、そのほかは続伸した。上海市場は上海総合指数が続伸し、前日比0.42％高の3251.26ポイント。B株指数は小反落し、0.11％安の334.52ポイントだった。深セン市場はいずれも続伸し、深セン成分指数が0.37％高の1万559.77ポイント、B株指数が0.02％高の1171.34ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約4％減少し、概算で4552億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は売り越しが続き、売越額は2億600万元。「深股通」（香港経由の深センA株投資）は2億2100万元の買い越しだった。
上海総合指数は小安く寄り付いたものの、すぐに上げに転じ、その後は上げ幅を拡大。前引け間際に本日の高値を付けた後は戻り売りに押されたが、後場の終盤で再びまとまった買いが入った。上海市場の上昇銘柄は全体の5割にすぎなかったが、大型株が堅調だったことで、上海総合指数の上げ幅を広げた。深セン市場は全体の5割あまりの銘柄が上昇した。北朝鮮問題は米国の高官が外交努力で解決を図る姿勢を示したことで警戒感が後退したものの、手控えムードが強く、売買代金は低水準にとどまった。
上海A株市場の主力セクターでは銀行株が総じて堅調。なかでも時価総額の大きな四大銀行株の上げ幅が大きく、中国銀行'A'（601988.SS）が3.32％高、中国建設銀行'A'（601939.SS）が3.02％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が2.18％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が1.10％高だった。大型銀行の今年4－6月期の経営が好転し、利ザヤの拡大や資産の質的改善が進んだと見込むアナリストが、短期間内に株価が上昇する見通しを明らかにし、これが材料視された。保険株も堅調。二大石油株は原油相場の下落を受け、そろって下落した。また、非鉄金属株の下落が目立った。
上海B株市場は下落銘柄の方がやや多かった。深センB株市場は全体の5割の銘柄が上昇した。（中国部・千原）
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