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【8月14日の香港市場】
2017.08.14 17:53
主要指数は4営業日ぶりに反発した。ハンセン指数は前営業日比1.36%高の2万7250.23ポイント、H株指数は1.26%高の1万707.24ポイント、レッドチップ指数は0.96%高の4240.04ポイント。メインボードの売買代金は先週末比で4割近く減少し、概算で851億7500万HKドルにとどまった。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が4億3300万元の売り越しだった。一方の深セン経由は4億100万元の買い越しだった。
米朝有事のリスクに基づく売りが一巡した先週末の米国株市場では、ダウ平均が小幅ながらも反発した。これを追い風に、週明けの香港株市場は主要指数が反発してスタート。その後は先週末に北朝鮮リスクで急落したA株市場が本日はその反動から堅調だったことが支援材料になった。主要指数はいずれも本日の高値圏で大引け。ハンセン指数は400ポイント近く切り返し、2万7000ポイント台を一営業日で回復した。主要企業の好業績への期待感も自律反発狙いの買いを後押しした。
中間決算の大幅増益見通しが好感され、通信大手の中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が5.62%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率2位。スマホ部品メーカーの瑞声科技(02018.HK)にも業績期待の買いが入り、同1位の6.93%高と買い進まれた。16日に中間決算の発表を控える大型IT株のテンセント(00700.HK)は同3位の4.31%高と反発し、ハンセン指数の上昇をけん引した。また、本土系銀行株に押し目買いが入り、全体の地合いが改善。業績安定の見方から、中国建設銀行(00939.HK)が1.73%高、中国工商銀行(01398.HK)が1.88%高、中国銀行(03988.HK)が1.58%高と反発した。
このほか、7月の中国全体の新車販売台数が前年同月比で6.2%増を確保したことから、自動車セクターも反発。独立系ディーラーの広匯宝信汽車(01293.HK)が7.10%高、正通汽車(01728.HK)が5.73%高、中国永達汽車(03669.HK)が5.18%高。メーカー大手の東風汽車集団(00489.HK)が4.28%高、吉利汽車(00175.HK)が4.23%高と買い進まれた。
一方、約5カ月ぶりに取引を再開した繊維大手の魏橋紡織(02698.HK)が8.60%安に沈んだ。法定期限を大きく遅れるかたちで16年通期決算の発表に漕ぎ着けたものの、突然の売買停止により投資家に不信感を与えたこともあり、見切り売りが膨らんだ。非鉄金属株の一角が利益確定売りに押され、中国有色砿業(01258.HK)が8.85%安、中国大冶有色金属(00661.HK)が4.72%安。個別では発電設備大手の哈爾濱電気(01133.HK)がさえず、3.76%安。中間期の減益決算がネガティブサプライズになった。(中国部・畦田)
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