内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【8月10日の香港市場】

2017.08.10 18:11

 主要指数はそろって大幅続落。ハンセン指数は前日比1.12%安の2万7444.00ポイント、H株指数は1.64%安の1万782.20ポイント、レッドチップ指数は0.72%安の4271.06ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約27%増加し、概算で1219億9900万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が7000万元の売り越しに転じた一方、深セン経由は6億7700万元の買い越しだった。

 ニューヨーク市場は米国と北朝鮮の関係が緊迫したことを嫌気し、ダウ平均が続落。安全資産の米国債が買われ、米長期金利が低下したことで、金融株などが売られた。メインボードの売買代金は6日ぶりに1000億HKドルを上回った。本日の香港市場は地政学リスクの高まりを背景に、主要指数が前場にかけて下げ幅を拡大した。北朝鮮がミサイル4発をグアム島周辺に発射する作戦案を今月中旬にも完成させると表明。米軍関係者も北朝鮮への精密爆撃を選択肢の一つに入れていると明かし、朝鮮半島情勢をめぐる懸念が一段と強まった。香港の主要指数は後場も軟調に推移した。香港市場から資金を引き揚げる動きが強まり、売買代金は大幅に増加した。

 ハンセン指数の構成銘柄では、昨日の上昇率1位だった九龍倉集団(00004.HK)が反落し、本日は下落率1位の7.03%安。昨日の大幅高の反動に加え、不動産子会社のスピンオフへの期待は過剰とアナリストが指摘したことが売り材料となった。下落率2位は香港交易所(00388.HK)の4.30%安。昨日の決算発表から利益確定売りが続いている。このほか、本土系の金融株や不動産株に加え、香港系不動産株などの幅広い銘柄が売られた。

 こうしたなか、中国移動(00941.HK)が上昇率1位の2.77%高。前場終了後に発表した17年6月中間決算は大方の予想通りだったが、上場20周年記念として多額の特別配当を明らかにしたことが買い材料となった。また、恒生銀行(00011.HK)が上昇率3位の1.08%高。潜在的な香港ドル金利の上昇の恩恵を受けると予想するアナリストが、投資判断と目標株価を引き上げたことを好感した。そのほかでは、ディフェンシブな香港系公益株や消費関連株の一角などが堅調だった。(中国部・千原)
 
ツイート

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。