内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【8月9日の香港市場】

2017.08.09 18:08

 主要指数はそろって4日ぶりに反落。ハンセン指数は前日比0.35%安の2万7757.09ポイント、H株指数は1.05%安の1万962.60ポイント、レッドチップ指数は0.37%安の4302.29ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約1%減少し、概算で964億2000万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が24億7200万元、深セン経由が3億8000万元だった。

 ニューヨーク市場はダウ平均が11日ぶりに小反落。北朝鮮が核弾頭の小型化に成功したというニュースが流れ、地政学リスクが高まり、投資家心理が悪化した。北朝鮮側もグアム島の米軍基地付近の攻撃を検討していると表明し、火に油を注ぐ格好となった。外部環境の悪化と地政学リスクの高まりを受け、本日の香港市場は本土系の銘柄を中心に売りが先行。H株指数は低く寄り付き、その後も軟調に推移。終値は7日ぶりに1万1000ポイントを下回った。ハンセン指数は本土系の大型株が重荷となり、朝方こそ上げに転じる場面もあったが、そのほかはマイナス圏で推移した。

 ハンセン指数の構成銘柄では、外国系金融株がそろって軟調。米系保険大手のAIA(01299.HK)が下落率1位の1.95%安だったほか、英系銀行大手のHSBC(00005.HK)が0.89%安。本土系金融株の下落も目立ち、中国銀行(03988.HK)が下落率2位の1.75%安、平安保険(02318.HK)が同3位の1.51%安。本土系不動産株もそろって売られ、華潤置地(01109.HK)が1.46%安、中国海外発展(00688.HK)が1.12%安だった。

 香港交易所(00388.HK)は前場の終了後に17.02%増益の17年6月中間決算を発表。ただ、これまでに上げ幅を積み重ねていたこともあり、利益確定売りに押され、1.21%安だった。

 一方、九龍倉集団(00004.HK)は上昇率1位の13.94%高。前場の終了後に25.52%増益の17年6月中間決算を発表し、その内容が評価されたほか、有線寛頻通訊(01097.HK)の株式の現物配当や不動産子会社のスピンオフ上場計画が買い材料となり、後場で急騰した。これに同じ香港系不動産株が連れ高し、恒基地産(00012.HK)が2.58%高、新世界発展(00017.HK)が1.91%高、新鴻基地産(00016.HK)が1.47%高だった。テンセント(00700.HK)は利食い売りに押される場面もあったが、後場で上げに転じ、0.48%高。昨日大幅高だった吉利汽車(00175.HK)も続伸し、本日は0.50%高だった。

 そのほかの銘柄では、中芯国際集成電路製造(00981.HK)が10.36%安。62.85%減益となった17年4-6月期決算が、売り材料となった。(中国部・千原)
 
ツイート

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。