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【8月9日の中国本土市場】
2017.08.09 17:13
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が3日ぶりに反落し、前日比0.19%安の3275.57ポイント。B株指数は3日続伸し、0.44%高の336.24ポイントだった。深セン市場はいずれも3日続伸し、深セン成分指数が0.46%高の1万544.58ポイント、B株指数が0.07%高の1179.97ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約6%減少し、概算で4973億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は7億4700万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は5億7100万元だった。
上海総合指数は低く寄り付き、その後もマイナス圏での値動きに終始。上海市場全体では上昇銘柄と下落銘柄の数が拮抗したが、大型株が軟調だったことから、上海総合指数は小幅安となった。一方、深セン成分指数は朝方こそ小安かったが、前場の中盤で上げに転じ、その後は堅調に推移。深セン市場全体では下落銘柄の方が多かったが、大型株に支えられ、深セン成分指数は上昇した。本日発表された7月の物価統計は、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)のいずれも市場予想を下回ったが、株式市場への影響は限定的だった。
上海A株市場は主力の銀行株、保険株、二大石油株、証券株が軒並み軟調となり、上海総合指数の重荷となった。こうしたなか、石炭株が大幅高。盤江精煤(600395.SS)、平煤(601666.SS)、恒源煤電【売付のみ】(600971.SS)がストップ高だったほか、北京昊華エナジー【売付のみ】(601101.SS)が6.85%高、山煤国際エナジー【売付のみ】(600546.SS)が6.84%高、陽泉煤業(600348.SS)が6.48%高だった。非鉄金属株も引き続き堅調で、雲南馳宏(600497.SS)が6.92%高、広晟有色金属【売付のみ】(600259.SS)が6.75%高だった。このほかでは、食品株などが堅調だった。
上海B株市場は上昇銘柄の方がやや多かった。深センB株市場は上昇銘柄と下落銘柄の数が拮抗したが、大型株の一角に支えられ、深センB株指数はわずかに上昇した。(中国部・千原)
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