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山水セメント、増資が遅延
2017.08.09 10:45
山水セメント（00691.HK）は8日、同社株の浮動株比率の回復などを目的に検討していた増資について、2017年4月8日に起きた衝突事件の影響で遅延していることを明らかにした。
子会社の山東山水水泥集団有限公司（山東山水）の元重役が、山東省済南市のオフィスビルの一部を不法占拠していたことから、2017年4月8日に山水セメントの董事（取締役）が奪回を試みた。しかし、山東山水の元重役は身元不明の集団を組織し、董事の活動を妨害。さらに複数の山水セメントの董事が集団暴行を受けた。その際にトウガラシスプレー、発煙弾、放水砲などが使用されたという。
この事件をめぐり、済南市政府は和解と解決に向け、積極的に協力してくれていると説明している。
なお、山水セメントの2017年6月中間決算は引き続き赤字だが、セメント価格の上昇にともない、純損失は前年同期に比べ減少したという。
なお、同社株は2015年4月16日から売買を停止している。
（同件につきましては、2017年3月14日付「新たに増資を契約」、2016年11月29日付「第三者割当増資を計画」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/08/08)
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