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【8月8日の中国本土市場】
2017.08.08 17:20
主要指数はいずれも続伸。上海市場は上海総合指数が前日比0.07%高の3281.87ポイント、B株指数が0.06%高の334.75ポイント。深セン市場は深セン成分指数が0.43%高の1万496.24ポイント、B株指数が0.13%高の1179.08ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約15%増加し、概算で5270億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は10億5200万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は8億6500万元だった。
前場の上海総合指数は中盤で上げに転じる場面もあったが、概ね小幅安で推移。後場は中盤から前日終値を挟んで一進一退となり、わずかに上昇して取引を終了した。上海市場は下落銘柄の方がやや多かったが、上昇銘柄の上げ幅が大きく、上海総合指数はわずかに上昇。深セン市場は中小型株を中心に上昇銘柄の方が多かった。7月の貿易統計が発表され、輸出額と輸入額のいずれも市場予想を下回ったが、市場への影響は限られた。
上海A株市場では商品先物価格の上昇を背景に、非鉄金属株が引き続き堅調。怡球金属資源【売付のみ】(601388.SS)が9.25%高だったほか、広晟有色金属【売付のみ】(600259.SS)が6.74%高、中国アルミ'A'(601600.SS)が4.93%高、南山アルミ(600219.SS)が4.37%高。一方、昨日は大幅高だった鉄鋼株が概ね反落し、撫順特殊鋼(600399.SS)が4.17%安、馬鞍山鋼鉄'A'(600808.SS)が3.77%安、南京鋼鉄(600282.SS)が3.69%安、宝山鋼鉄(600019.SS)が1.96%安だった。主力のセクターでは、銀行株や保険株がまちまち、二大石油株は軟調だった。
深センA株市場では8月に入ってからの豚肉価格の高騰を受け、関連銘柄が大幅高。雛鷹農牧(002477.SZ)、正邦科技(002157.SZ)、天邦食品(002124.SZ)、益生種畜禽(002458.SZ)、牧原食品(002714.SZ)がストップ高だったほか、天康生物(002100.SZ)が7.24%高、大北農科技(002385.SZ)が5.42%高だった。また、北京市の副都心「雄安新区」の関連銘柄も買われ、建投能源(000600.SZ)がストップ高だったほか、東方能源(000958.SZ)が6.70%高、冀東水泥【売付のみ】(000401.SZ)が2.16%高。雄安新区の開発に向け、河北省政府を唯一の株主とする中国雄安建設投資集団有限公司が設立されたことが明らかとなり、これが手がかりとなった。
上海B株市場は下落銘柄の方が多かったが、上昇銘柄の上げ幅が大きく、上海B株指数はわずかに上昇。深センB株市場も下落銘柄の方が多かったが、無錫小天鵝(200418.SZ)が上昇率1位の1.88%高となったことなどに支えられ、深センB株指数は小幅高となった。昨日の上昇率1位だった本鋼板材(200761.SZ)は利益確定売りに押され、本日は下落率1位の2.64%安だった。(中国部・千原)
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