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大慶乳業、火鍋店経営への転身と資本再編を計画

2017.08.08 11:26

 大慶乳業(01007.HK)は8日、火鍋店事業の買収計画にともない2017年2月27日に香港証券取引所に提出した新規上場申請をめぐり、資本再編などを実施すると発表した。

 既存株2株を1株とする株式併合を実施したうえで、売買単位を現在の1000株から2万株に引き上げる。

 火鍋店事業会社は事業家の洪瑞沢氏などから買収する予定。買収価格は5億1788万1250HKドルで、うち3億8841万937.5HKドルは大慶乳業の新株37億8937万5000株(1株あたり0.1025HKドルに相当)で支払う。残る1億2947万312.5HKドルは大慶乳業の転換社債(行使価格0.1025HKドル)で支払う。

 新株の発行価格と転換社債の行使価格である0.1025HKドルは、大慶乳業の2012年3月21日の終値3.36HKドル(株式併合後の価格、併合前は1.68HKドル)を約96.95%下回る。転換社債は償還期間が5年で、無利息。

 火鍋店事業会社は2017年7月20日時点で、広東式の火鍋店93店舗を経営。2016年の売上高は7億731万1000元、利益は3850万3000元だった。

 その一方で大慶乳業は、乳製品の販売や牧畜などを手がけるグローバル・ミルク・シンガポールと中国本土の子会社を第三者に1HKドルで売却する。

 さらに大慶乳業は第三者割当増資を実施する計画。1株あたり0.1025HKドルで最高7億5787万5000株を発行し、約7768万HKドルを調達する方針。

 また、合併後の株式5株につき1株を割り当てる株主割当増資(オープン・オファー)を実施する予定。払込価格は1株あたり0.1025HKドルで、約1036万HKドル(諸費用控除前)を調達するという。

 一連の資本再編や増資を通じ、洪瑞沢氏が新たな筆頭株主となり、大慶乳業の主力事業は火鍋店経営になる見込み。

 なお、一連の計画は複数の前提条件があるうえ、同社株の売買再開を保証するものではないと強調している。
 
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【出所】香港証取サイト上の公告(2017/08/08)

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