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【8月7日の中国本土市場】
2017.08.07 17:17
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が4日ぶりに反発し、前営業日比0.53％高の3279.45ポイント。B株指数は小反発し、0.17％高の334.53ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が4日ぶりに反発し、0.86％高の1万451.08ポイント。B株指数は5日ぶりに反発し、0.31％高の1177.53ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約19％減少し、概算で4596億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は16億2100万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は13億2400万元だった。
前場の上海総合指数は朝方や中盤で上げに転じる場面があったものの、概ねマイナス圏で推移。後場の序盤で上げに転じた後は、終盤まで上げ幅を拡大。本日の高値付近で引けた。上海市場と深セン市場はいずれも全体の6割半の銘柄が上昇。手控えムードが広がり、両市場合計の売買代金は6日ぶりに5000億元を下回った。
上海A株市場では鉄鋼株の上昇が目立ち、方大スチール（600507.SS）がストップ高だったほか、宝山鋼鉄（600019.SS）が6.66％高、馬鞍山鋼鉄'A'（600808.SS）が6.50％高、南京鋼鉄（600282.SS）が6.36％高。河北省の環境当局が大気汚染対策に基づき、一部地域の鉄鋼メーカーに暖房需要期の50％減産を命じたことが材料視された。供給量の減少にともなう価格上昇を見込んで、商品先物市場では異形棒鋼や熱延板の価格が高騰し、これに連動するかたちで株価が上昇した。
アルミニウムやレアメタルの価格も高騰しており、関連銘柄が大幅高。アルミ関連では怡球金属資源【売付のみ】（601388.SS）や南山アルミ（600219.SS）がストップ高。そのほかでは、北方稀土（600111.SS）がストップ高だったほか、廈門タングステン（600549.SS）が9.04％高、金堆城モリブデン（601958.SS）が7.06％高、広晟有色金属【売付のみ】（600259.SS）が7.05％高だった。主力のセクターは保険株が堅調だったものの、銀行株、二大石油株、証券株はまちまちだった。
深センA株市場でも鉄鋼株や非鉄金属株が大幅高。太鋼不銹鋼（000825.SZ）がストップ高だったほか、鞍鋼'A'（000898.SZ）が9.53％高、雲南リョ業（000807.SZ）が7.88％高だった。
上海B株市場は上昇銘柄と下落銘柄の数が同じだったが、時価総額の大きなオルドスリソーシズ（900936.SS）が上昇率2位の1.70％高、内モンゴル伊泰石炭'B'（900948.SS）が同3位の1.47％高となり、上海B株指数の上昇に寄与した。深センB株指数は全体の6割近くの銘柄が上昇。本鋼板材（200761.SZ）が上昇率1位の3.03％高だった。（中国部・千原）
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