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【8月3日の中国本土市場】
2017.08.03 17:04
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が続落し、前日比0.36％安の3272.92ポイント。B株指数は3日ぶりに小反発し、0.03％高の334.08ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が続落し、0.31％安の1万436.17ポイント。B株指数は3日続落し、0.23％安の1175.83ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約11％減少し、概算で5221億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は13億2100万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は11億8400万元だった。
昨日はザラ場で3300ポイントを付けた上海総合指数だが、大台を前に上値の重さが意識された。本日は朝方から前日終値を挟んで一進一退。前場の終盤から下落基調が顕著となり、後場はじりじりと下げ幅を拡大。本日の安値付近で取引を終了した。こうしたなか、上海市場は全体の5割半の銘柄が上昇。しかし、3割半の下落銘柄に大型株が多く、上海総合指数は下落する結果となった。深セン市場も6割近くの銘柄が上昇したが、大型株が重荷となった。
上海A株市場の主力セクターでは、銀行株、保険株、二大石油株が売られ、上海総合指数の足を引っ張った。また、消費財関連の銘柄の下げが目立った。一方、昨日に続いて鉄鋼株、非鉄金属株の上昇が目立った。鉄鋼株では馬鞍山鋼鉄'A'（600808.SS）がストップ高だったほか、方大スチール（600507.SS）が9.64％高、南京鋼鉄（600282.SS）が6.32％高。四川省政府が省内の1200万トンに上る粗悪鋼の生産設備を除去したことが報告され、これが手がかりとなったもようだ。また、モリブデン価格の上昇を背景に、金堆城モリブデン（601958.SS）がストップ高だったほか、新華竜モリブデン【売付のみ】（603399.SS）が8.40％高だった。そのほかの非鉄金属株も買われ、怡球金属資源【売付のみ】（601388.SS）が7.14％高、雲南馳宏（600497.SS）が6.53％高だった。
深センA株市場でも鉄鋼株の上昇が目立ち、鞍鋼'A'（000898.SZ）が5.10％高。非鉄金属株も買われ、葫蘆島シン業（000751.SZ）が7.32％高、煉石有色資源（000697.SZ）が7.05％高だった。
上海B株市場は上昇銘柄の方がやや多く、上海B株指数はわずかに上昇。深センB株市場は全体の5割の銘柄が下落し、上昇銘柄は4割弱ほどにとどまった。（中国部・千原）
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