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【8月2日の香港市場】
2017.08.02 18:36
主要指数はそろって小幅高。ハンセン指数は前日比0.24%高の2万7607.38ポイント、H株指数は0.28%高の1万1055.42ポイントと、いずれも3営業日連続で上昇した。レッドチップ指数は反発し、0.44%高の4267.81ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約2%増加し、概算で1048億3400万HKドルの大商いになった。なお、「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が5億7300万元。深セン経由は7億6300万元だった。
本日の香港株市場は堅調な地合いが続き、主要指数はプラス圏での小動きに終始した。主要企業の好決算に支えられて前日の米国株市場でダウ平均が過去最高値を更新するなど、外部環境は概ね良好。また、人民元の対米ドルレートは基準値こそ元安に触れたものの、スポットはオンショア・オフショアともに元高トレンドを維持し、全体の地合いを下支え。場中のダウ平均先物や日経平均が堅調だったことも支援材料になった。もっとも、前日までにハンセン指数が2万7500ポイント、H株指数が1万1000ポイントを超えるなど、主要指数に高値更新が続くことで、利益確定の圧力も目立った。米中関係の不透明感なども加わり、指数の上げ幅は限られた。
米国の長期金利の低下を受け、金融政策で米国と連動する香港の不動産セクターが堅調だった。九龍倉集団(00004.HK)に買いが膨らみ、5.68%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。長江和記(00001.HK)が3.06%高、恒隆地産(00101.HK)が2.46%高としっかり。ほかのセクターでも香港地場系銘柄は概ね値上がりし、利福国際(01212.HK)が3.37%高、恒生銀行(00011.HK)が2.80%高、香港鉄路(00066.HK)が1.10%高。
本土系ではA株市況の回復を織り込み、証券大手が上昇。海通証券(06837.HK)が4.72%高、華泰証券(06886.HK)が3.94%高、中信証券(06030.HK)が3.59%高だった。業績回復を織り込む買いが鉄鋼・非鉄セクターに目立ち、すでに中間決算での黒字転換見通しを明らかにしている中信大モウ(01091.HK)が10.41%高。鉄鋼大手の鞍鋼(00347.HK)も1.59%高だった。
一方、前日物色された本土系保険株に利益確定が目立った。平安保険(02318.HK)が1.32%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率1位。中国人寿保険(02628.HK)も1.16%安に沈んだ。また、業績悪化が嫌気され、電力セクターが低迷。大手の華能国際電力(00902.HK)が発表した中間決算は大幅減益に後退し、3.45%安に沈んだ。大唐国際発電(00991.HK)が2.68%安、華電国際電力(01071.HK)が0.61%安と、同業他社もさえない。(中国部・畦田)
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