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【8月2日の中国本土市場】
2017.08.02 17:19
主要指数はそろって下落。上海市場は上海総合指数が6日ぶりに反落し、前日比0.23％安の3285.05ポイント。B株指数は続落し、0.43％安の333.95ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が5日ぶりに反落し、0.53％安の1万469.33ポイント。B株指数は続落し、0.30％安の1178.56ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約8％増加し、概算で5845億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は1億7400万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は1億9700万元だった。
上海総合指数は昨日まで5日続伸していた反動もあり、本日は小安く寄り付いた。昨日は軟調だった非鉄金属株や鉄鋼株を買い戻す動きが広がり、前場の中盤で節目の3300ポイントに達した。だが、昨日は大幅高だった保険株などが軟調だったことから、すぐに下げに転じた。前場の終盤で再び上げに転じ、後場の序盤で3300ポイントを抜いたが、利益確定売りが優勢となり、下げに転じると、本日の安値付近で引けた。上海市場と深セン市場のいずれも全体の7割の銘柄が下落したが、時価総額の大きな金融株に支えられ、上海総合指数の下落率は小幅にとどまった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな五大銀行株はいずれも堅調。中国工商銀行'A'（601398.SS）が2.51％高、中国銀行'A'（601988.SS）が2.27％高、交通銀行'A'（601328.SS）が2.01％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が1.33％高、中国建設銀行'A'（601939.SS）が1.32％高となり、上海総合指数を下支えした。そのほかの銀行株はまちまちだった。保険株はまちまちだったが、時価総額の大きな平安保険'A'（601318.SS）が1.47％安、中国人寿保険'A'（601628.SS）が1.46％安。また、二大石油株も反落し、上海総合指数の重荷となった。
そのほかでは、石炭株、非鉄金属株、鉄鋼株などの上昇が目立った。石炭株では上海大屯エナジー【売付のみ】（600508.SS）が7.97％高。非鉄金属株では中国アルミ'A'（601600.SS）が7.00％高、廈門タングステン（600549.SS）が5.49％高。鉄鋼株では包鋼鋼聯（600010.SS）が4.33％高、馬鞍山鋼鉄'A'（600808.SS）が4.16％高だった。また、北京市の副都心「雄安新区」構想の関連株が堅調。9月にも発展計画が中央政府に提出されると伝わり、これを好感した。
上海B株市場の下落銘柄が全体の7割半に上った。深センB株市場は全体の6割の銘柄が下落した。（中国部・千原）
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