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【8月1日の香港市場】
2017.08.01 18:26
主要指数はハンセン指数が前日比0.79%高の2万7540.23ポイント、H株指数が1.81%高の1万1024.13ポイントと続伸した。一方でレッドチップ指数は小幅に反落し、0.42%安の4249.07ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約2割増加し、概算で1032億8700万HKドルの大商いになった。1000億HKドル超えは今年の6月9日以来。なお、「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が10億8000万元。深セン経由は6億800万元だった。
主要企業の決算が好感され、前日の米国株市場はダウ平均が上昇した。また、トランプ政権の先行き不透明感から投資家が米国の長期金利・通貨の下落見通しを強めると、本日も人民元は対米ドルで上昇。さらに財新発表の7月の財新中国製造業PMIが上振れしたことで、中国経済の先行き見通しが一段と改善した。こうした良好な投資環境が米ドル売り・人民元資産買いのキャリー取引への意欲を高め、本日の香港株市場ではH株への買いが拡大。H株指数は前場で上げ幅を広げ、約2年ぶりに1万1000ポイント台で引けた。H株に支えられ、ハンセン指数も続伸。一方でレッドチップ指数は小幅に調整した。
本土系金融株が上昇。特に保険大手は好業績見通しの買いが入り、平安保険(02318.HK)が4.05%高、中国人寿保険(02628.HK)が3.63%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1~2位に入った。中国銀行(03988.HK)が1.81%高、交通銀行(03328.HK)が1.38%高など、銀行株も堅調。人民元のオフショアセンターでもある香港への資金流入を見込み、香港地場系の金融株が上昇。中銀香港(02388.HK)が3.51%高、香港交易所(00388.HK)が2.15%高と買われた。香港の住宅価格の上昇傾向を好感し、地場系の不動産株もしっかり。長江地産(01113.HK)が2.21%高、恒基地産(00012.HK)が1.10%高で取引を終えた。
また、ニューヨークWTI原油先物が約2カ月ぶりに節目の50ドルを突破したことで、中国石油化工(00386.HK)が1.01%高、中国石油天然気(00857.HK)が0.99%高、中国海洋石油(00883.HK)が0.34%高と、三大石油株がしっかり。個別では不動産開発と建設を主力とする五砿地産(00230.HK)が中間期の好業績見通しを手がかりに、5.94%高と買い進まれた。
一方で通信料引き下げを求める政府からの圧力が強まるとの見方から、通信大手3社が下落。中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が1.76%安、中国移動(00941.HK)が0.35%安に沈み、レッドチップ指数の足を引っ張った。医薬大手の復星医薬(02196.HK)はインド製薬大手の買収計画が難航するとの見方から、1.57%安と低迷した。(中国部・畦田)
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