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【8月1日の中国本土市場】
2017.08.01 17:08
主要指数はA株が上昇、B株は下落。上海市場は上海総合指数が5日続伸し、前日比0.59%高の3292.63ポイント。B株指数は5日ぶりに反落し、0.12%安の335.41ポイント。深セン市場は深セン成分指数が小幅に4日続伸し、0.19%高の1万525.34ポイント。B株指数は小反落し、0.02%安の1182.13ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べわずかに増加し、概算で5420億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は9億6900万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は6億3500万元だった。
上海総合指数は朝方にかけて上げ幅を広げ、前場は堅調に推移。後場の序盤に入ると、上げ幅を縮小したものの、大引け間際に再び買われ、高値引けした。上海市場は下落銘柄の方が多かったが、時価総額の大きな金融株が買われた影響で、上海総合指数は上昇した。一方、深セン市場は上昇銘柄の方がわずかに多かった。本日発表された7月の財新中国製造業PMIは市場予想を上回る51.1となり、ここ4カ月で最高。これも株式市場への追い風となった。
上海A株市場の主力セクターでは、保険株が大幅高。新華人寿保険'A'(601336.SS)がストップ高だったほか、平安保険'A'(601318.SS)が5.44%高、太平洋保険'A'(601601.SS)が4.74%高、中国人寿保険'A'(601628.SS)が4.13%高。銀行株も軒並み買われた。中国人民銀行(中央銀行)の幹部が公表した文書のなかで、中国のレバレッジが依然として高水準にあるものの、引き続き安定的な金融政策を維持すると強調したうえで、「緩すぎず、厳しすぎず」というスタンスを示したことを好感したもようだ。原油高を好感し、二大石油株もそろって上昇。その一方で、このところ堅調だった石炭株、非鉄金属株、鉄鋼株などが利益確定売りに押された。
上海B株市場は上昇銘柄の方が多かったものの、時価総額の大きなオルドスリソーシズ(900936.SS)が下落率1位の5.74%安、内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が同3位の1.35%安となり、上海B株指数は下落した。深センB株市場も上昇銘柄の方が多かったが、下落銘柄に時価総額の大きな自動車株や酒造株が含まれていたことが影響し、深センB株市場はわずかに下落した。(中国部・千原)
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