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【7月27日の香港市場】
2017.07.27 18:07
主要指数はいずれも上昇。ハンセン指数は4日続伸し、前日比0.70%高の2万7131.17ポイント。H株指数は0.24%高の1万858.19ポイント、レッドチップ指数は0.67%高の4261.03ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約4%増加し、概算で900億7800万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が本日も売り越しとなり、売越額は3億400万元。深セン経由は6億4000万元の買い越しだった。
ニューヨーク市場は企業業績を手がかりにダウ平均が続伸し、過去最高値を更新。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)は大方の予想通り政策金利の据え置きを決めたものの、保有資産の縮小を早めるとの観測が浮上し、上値を重くした。ナスダック総合株価指数も過去最高値を更新した。良好な外部環境を背景に、ハンセン指数は2万7000ポイント台で寄り付き、緩やかに上げ幅を拡大。本日の高値付近で引け、約2年ぶりに終値で2万7000ポイントを回復した。メインボードの売買代金は5日ぶりに900億HKドルを上回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産株がそろって大幅高。華潤置地(01109.HK)が上昇率1位の4.10%高だったほか、中国海外発展(00688.HK)が同3位の2.30%高だった。17年6月中間決算が大幅増益となる見通しを先日発表した中国恒大(03333.HK)が本日も13.87%高となり、これに連れ高したもようだ。時価総額の大きなテンセント(00700.HK)はナスダック総合株価指数の上昇を追い風に、上昇率2位の2.45%高だった。
株式売買代金の増加を背景に、香港交易所(00388.HK)が上昇率4位の2.19%高。香港系不動産株は米長期金利の低下を好感し、新世界発展(00017.HK)が上昇率5位の2.14%高、新鴻基地産(00016.HK)が1.27%高だった。
一方、華潤電力控股(00836.HK)が下落率1位の3.40%安。17年6月中間決算が大幅減益となる見通しを明らかにし、これが嫌気された。このほか、ディフェンシブな消費関連株や香港系公益株の一角などが下げた。(中国部・千原)
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