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【7月20日の中国本土市場】
2017.07.20 17:09
主要指数はいずれも3日続伸。上海市場は上海総合指数が前日比0.42%高の3244.86ポイント、B株指数が0.10%高の329.29ポイント。深セン市場は深セン成分指数が0.69%高の1万366.98ポイント、B株指数が0.39%高の1168.95ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約4%減少し、概算で5032億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売り越しに転じ、売越額は1億9000万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は3億9700万元の買い越しだった。
上海総合指数は寄り付きから前日終値を挟んで一進一退。昨日まで続伸していた影響で、利食い売りに押され気味だった。前場の中盤からは徐々に買いが優勢となり、じりじりと上げ幅を拡大。後場はプラス圏での値動きに終始した。上海市場は全体の5割あまりの銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄は全体の4割半にとどまったが、下落銘柄よりも多かった。商いは昨日に比べやや減少したものの、両市場合計の売買代金は5000億元以上の水準を維持した。
上海A株市場の主要セクターでは、時価総額の大きな四大国有銀行株が堅調だったものの、そのほかの銀行は概ね軟調。二大石油株では中国石油化工'A'(600028.SS)が1.47%高。ガソリンなど石油製品の小売価格をめぐり、今年5回目の値上げが決まる可能性が高いと報じられ、これが材料視されたもようだ。保険株はまちまちだった。
そのほかでは、グラフェン関連の銘柄が堅調で、華麗家族(600503.SS)がストップ高。不動産株も買われ、臥龍地産(600173.SS)がストップ高だった。オルドスリソーシズ'A'(600295.SS)は2日連続のストップ高となった。一方、昨日堅調だった石炭株や鉄鋼株は利益確定売りに押された。また、石油製品の値上げ観測を受け、航空株も売られた。
昨日報道された中央政府系の中国五砿集団公司(五砿集団)と中国黄金集団公司(黄金集団)の合併観測について、関係各社は関知していないと表明したうえで、上層機関からの通知を受けていないと強調。しかし、投資家の期待感は根強く、中金ゴールド(600489.SS)は1.44%安と反落したものの、五砿発展【売付のみ】(600058.SS)は7.98%高、中ウ高新材料(000657.SZ)は1.32%高と続伸した。
上海B株市場は上昇銘柄と下落銘柄の数が拮抗。深センB株市場は全体の8割近くの銘柄が上昇した。(中国部・千原)
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