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【7月19日の香港市場】

2017.07.19 18:38

 主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比0.55%高の2万6672.16ポイントと、小幅ながらも8営業日連続で上昇した。H株指数は0.97%高の1万860.52ポイント、レッドチップ指数は0.96%高の4206.75ポイントと、いずれも反発。メインボードの売買代金は前日比で約1割増加し、概算で909億4000万HKドルだった。「港股通」(本土からの香港株投資)はいずれも買い越しとなり、買越額は上海経由が18億4800万元、深セン経由が9億8300万元。

 本日の香港市場は堅調な地合いに終始。週明け発表のGDPなどを手がかりに底堅い中国経済を織り込む買いが続いた。上場企業の中間決算の発表を前に好業績期待の買いも継続。人民元高や原油高、本日の上海株や日本株の上昇なども支援材料になった。一方、トランプ政権の先行き不透明感に基づく前日のダウ平均の調整が影響し、主要指数の上げ幅は限られた。それでもレッドチップ指数は4200ポイント台で大引け。15年11月6日以来の大台回復となった。また、ハンセン指数は約2年ぶりの高値で引けた。

 米国株でのハイテク銘柄の上昇が支えになり、大型IT株のテンセント(00700.HK)が続伸。3.90%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率3位となった。引き続きスマホ部品の主要サプライヤーに好業績期待の買いが入り、舜宇光学科技(02382.HK)が7.08%高と連騰。瑞声科技(02018.HK)は利益確定売りをこなし、0.86%高で取引を終えた。石炭業界の生産能力削減は順調と中国政府の幹部が発言。石炭相場の持続的上昇が織り込まれ、内モンゴル伊泰石炭'H'(03948.HK)が6.76%高、中煤能源(01898.HK)が5.02%高、神華能源(01088.HK)が4.11%高と、大型石炭株が買われた。

 また、非鉄セクターが続伸。大型国有企業同士の合併の観測が浮上し、これが刺激材料になった。中国稀土(00769.HK)が5.76%高、洛陽欒川(03993.HK)が5.44%高、江西銅業(00358.HK)が2.69%高、中国アルミ(02600.HK)が2.55%高。このほか、保険セクターが物色され、指数の上昇に貢献した。中国太平(00966.HK)が7.02%高、新華人寿保険(01336.HK)が2.09%高。

 一方で欧州中央銀行(ECB)理事会を控えた警戒感から、ロンドンに本拠を置くHSBC(00005.HK)が0.53%安。ハンセン指数の重しになった。香港地場系銘柄が概ねさえず、香港鉄路(00066.HK)が0.67%安、香港中華煤気(00003.HK)が0.67%安、電能実業(00006.HK)が0.65%安。また、中国のワイン会社である中国通天酒業(00389.HK)は中間期の赤字転落見通しを受け、1.76%安に沈んだ。広東省のデベロッパーである粤海置地(00124.HK)も赤字継続の見通しが明らかとなり、1.21%安。海運大手の中遠海運能源運輸(01138.HK)は大幅減益の業績予想を発表して2.02%安だった。(中国部・畦田)
 
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