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【7月18日の香港市場】
2017.07.18 18:41
主要指数はハンセン指数が前日比0.20%高の2万6524.94ポイントと、小幅ながらも7日連続で上昇した。一方でH株指数は6日ぶりに調整し、0.25%安の1万755.28ポイント。レッドチップ指数は7日ぶりに反落し、0.14%安の4166.61ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約1割減少し、概算で828億1900万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)はいずれも買い越しとなり、買越額は上海経由が7億7600万元、深セン経由が3億7700万元だった。
香港の主要指数は朝方に底堅い動きをみせたものの、その後は概ねマイナス圏での小動きに終始。H株、レッドチップの両指数はそのまま反落して引けた。一方のハンセン指数は取引終了間際にかろうじてプラス圏を回復。主要指数は前日までに上げ幅を積み上げてきただけに、本日は利益確定売りの圧力に押され気味だった。主要企業の決算発表を控えた様子見ムードから前日の米国株市場が神経質に推移。ニューヨークWTI原油先物も反落するなど、軟調な外部環境も影響した。
先週末に開かれた5年に1度の全国金融工作会議で、金融引き締めや監督規制の強化という中国当局のスタンスがあらためて確認された。これを受け、本土系金融株が概ね軟調。中金公司(03908.HK)が1.76%安、中国銀行(03988.HK)が0.79%安、中国人寿保険(02628.HK)が0.77%安、交通銀行(03328.HK)が0.52%安に沈んだ。地方都市を中心に不動産引き締め強化の動きが強まるなか、本土系不動産株も軟調。融創中国(01918.HK)は大型買収計画の実現に向けた負債増加をめぐる警戒感から、7.32%安に沈んだ。中国恒大(03333.HK)が2.59%安、広州富力地産(02777.HK)が2.30%安。
個別では、住宅販売で最大手クラスの万科企業(02202.HK)はシンガポールの国際物流施設会社の共同買収計画を発表。大幅高で寄り付いたが、その後は戻り売りに押され、前日比変わらずで引けた。港湾大手の招商局港口(00144.HK)は前日に好決算見通しで急騰した反動から、本日は1.06%安でハンセン指数構成銘柄の下落率2位になった。
一方で好業績期待から、スマホ部品の主要サプライヤーが上昇。中間決算の大幅増益見通しを明らかにした舜宇光学科技(02382.HK)が16.87%高で引けた。同業の瑞声科技(02018.HK)が6.82%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。さらに大型IT株のテンセント(00700.HK)は国有IT大手との戦略提携を手がかりに、0.63%高。両銘柄がハンセン指数の上昇に寄与した。中国経済の回復基調が好感され、鉄鋼・非鉄株も堅調。馬鞍山鋼鉄(00323.HK)が6.14%高、江西銅業(00358.HK)が4.21%高、中国アルミ(02600.HK)が3.29%高と買われた。(中国部・畦田)
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