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万科企業、シンガポール本拠の国際物流施設大手「GLP」を共同買収へ

2017.07.18 13:15

 万科企業(02202.HK)は17日、シンガポールに本拠を置く国際的な物流施設会社のグローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP、シンガポール証券取引所上場)の全株式について、中国銀行(03988.HK)を含む国内外の機関投資家などと共同で買収すると発表した。万科企業などは実際の買収を担う財団を共同で設立し、シンガポールの企業買収規則に基づいてGLPの全株式買収を目指す。GLPの株式1株あたりの提示価格は3.38シンガポールドル、総額で159億シンガポールドル(約900億HKドル)に上り、すでにGLPの筆頭株主などと合意したという。

 同財団に万科企業は最大34億シンガポールドル(約193億HKドル)を拠出し、財団の出資持分21.4%を取得する予定。万科企業以外の出資比率は中国銀行が15.0%、中国有数のエクイティファンド「HOPUインベスト」が21.3%、GLPの首席執行官の支配企業、ヒルハウス・キャピタルがそれぞれ21.2%となる。

 GLPはシンガポールを本拠とする国際的な物流施設会社。中国、日本、米国、ブラジルなどに合計5500万平方メートルあまりの物流施設を展開するほか、世界的な不動産投資信託(REIT)のマネジメント企業として約390億米ドルのREITを管理している。2017年7月12日時点の時価総額は127億シンガポールドル、2017年3月本決算の税引き後利益は1億563万6800米ドルだった。物流不動産の強化という経営戦略に基づき、万科企業はGLPへの投資を決めたと説明している。

 今回の情報開示のため、万科企業のA・H株は2017年7月14日14時(日本時間)に売買停止となったが、2017年7月18日にいずれも取引を再開した。
 
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【出所】香港証取サイト上の公告(2017/07/17)

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