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【7月14日の香港市場】
2017.07.14 18:07
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比0.16%高の2万6389.23ポイント、レッドチップ指数は1.44%高の4132.99ポイントと、いずれも5日続伸。H株指数は4日続伸し、0.47%高の1万728.07ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約20%減少し、概算で775億3300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)はいずれも買い越しとなり、買越額は上海経由が15億3800万元、深セン経由が1億8500万元だった。
ニューヨーク市場は米国の利上げ観測が後退し、ダウ平均が小幅に続伸。連日で最高値を更新した。先ごろまで利上げ観測が逆風になっていたハイテク株を買い戻す動きが続き、ナスダック総合株価指数は5日続伸した。引き続き良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は高く寄り付いた。ただ、今週に入ってから上げ幅を積み重ねていたこともあり、本日は利益確定売りに押される展開。ハンセン指数は前日終値を挟んで一進一退となり、小幅高で引けた。H株は前場で下げに沈む場面もあったが、後場の終盤で上げ幅を広げ、高値引けした。レッドチップ指数は出遅れ感のあった不動産株が大幅高となり、終日堅調に推移した。メインボードの売買代金は5日ぶりに800億HKドルを下回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系の不動産株が堅調。中国海外発展(00688.HK)が6.94%高、華潤置地(01109.HK)が3.53%高となり、上昇率1~2位に並んだ。中国海外発展の株価の出遅れ感を指摘するアナリストが、目標株価を引き上げたことを好感し、これに華潤置地が連れ高したもようだ。このほかでは、米国の利上げ観測が後退したことを受け、香港系不動産株の上昇が目立った。原油相場の上昇を好感し、本土系石油株も買われた。時価総額の大きな通信株も堅調だった。一方、昨日の上昇率1位だった瑞声科技(02018.HK)は利益確定売りに押され、本日は下落率1位の2.01%安だった。
そのほかの銘柄では、鞍鋼(00347.HK)が3.23%高。17年6月中間決算が大幅増益となる見通しを発表し、これを好感した買いが入った。香港電視(01137.HK)は7.98%高。モバイルテレビサービスが許可され、これが買い材料となった。GEM市場では中国糖果(08182.HK)が公開買付の失効を受け、56.79%安となった。(中国部・千原)
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