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【7月14日の中国本土市場】
2017.07.14 17:27
主要指数は深センA株を除き、小幅に続伸した。上海市場は上海総合指数が前日比0.13％高の3222.41ポイント、B株指数が0.03％高の329.75ポイント。深セン市場では深セン成分指数がわずかに反落し、0.36％安の1万427.78ポイントだった。B株指数は続伸し、0.08％高の1166.64ポイント。両市場の売買代金（速報値）は前日比で約12％減少し、概算で3855億元。8営業日ぶりに4000億元を割り込む薄商いだった。なお、「滬股通」（香港経由の上海A株投資）はわずかに売り越しに転じ、売越額は8500万元だった。また、「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は2億6700万元に減少した。
週末の本土市場は約6割の銘柄が値下がり。上海総合指数は概ねマイナス圏での小動きとなったが、取引終了にかけてかろうじてプラス圏で大引け。対照的に深セン成分指数は大引けまで小安く推移した。来週のGDPを含む主要統計の発表を控え、足元の堅調な景気動向を織り込む買いが個別にみられた。上場企業の中間決算への期待感も地合いを下支え。一方で5年に一度の全国金融工作会議がまもなく開かれる見通しとなり、金融引き締め政策による投資マネー減少への警戒感が継続。マネー減少による影響を受けやすい中小型株・成長株の多くが調整し、創業板指数は大幅安となった。
深セン上場の高PER銘柄が低迷し、北海銀河（000806.SZ）と東方時代（002175.SZ）がストップ安、中山大達安（002030.SZ）が8.62％安、遠望谷（002161.SZ）が7.15％安に沈んだ。足元好調だった西北地区のインフラ建設関連株の一角が調整。西蔵城市発展（600773.SS）が4.41％安、新疆城建【売付のみ】（600545.SS）が2.18％安、中建西部建設（002302.SZ）が3.33％安、重慶渝開発（000514.SZ）が3.33％安。
一方で足元の製品価格の上昇が好感され、白酒セクターが上昇。酒鬼酒（000799.SZ）がストップ高、迎駕貢酒（603198.SS）が4.15％高、互助青カ酒（002646.SZ）が2.49％高、杏花村汾酒（600809.SS）が1.44％高だった。足元の景気回復を織り込み、非鉄・鉄鋼・石炭セクターが昨日に続いて堅調。洛陽欒川'A'（603993.SS）が5.52％高、北京首鋼（000959.SZ）が3.20％高、廈門タングステン（600549.SS）が1.96％高、西部砿業（601168.SS）が1.56％高、ヤン州煤業'A'（600188.SS）が1.08％高。物流セクターが物色され、中儲発展（600787.SS）がストップ高、長久物流（603569.SS）が5.32％高、中鉄鉄竜コンテナ（600125.SS）が3.56％高。
なお、B株市場は値下がり銘柄の方が多かったものの、地場系銘柄が比較的堅調で、指数はわずかに上昇した。上海B株では上海市政府系の宝飾品大手である老鳳祥（900905.SS）が1.08％高で上昇率3位。深センB株では港湾株の深セン赤湾石油基地（200053.SZ）が1.54％高だった。（中国部・畦田）
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