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【7月13日の香港市場】
2017.07.13 17:57
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比1.16％高の2万6346.17ポイント、レッドチップ指数は1.65％高の4074.15ポイントと、いずれも4日続伸。H株指数は3日続伸し、1.52％高の1万677.44ポイント。メインボードの売買代金は昨日に比べ約12％増加し、概算で962億8500万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）はいずれも買い越しとなり、買越額は上海経由が13億5800万元、深セン経由が6億4700万元だった。
ニューヨーク市場はダウ平均が大幅続伸し、約1カ月ぶりに最高値を更新。今後数カ月の物価動向を注視するという米連邦準備制度理事会（FRB）議長の発言が、追加利上げに消極的と受けとめられ、投資心理が改善した。先ごろまで利上げ観測が逆風になっていたハイテク株を買い戻す動きが続き、ナスダック総合株価指数は4日続伸した。本日の香港市場は主要指数が高く寄り付き、その後は概ね横ばいで推移。米国の利上げ観測が後退し、香港を含む新興市場に流れるマネーが細ることへの警戒感が和らぎ、幅広い銘柄が買われた。メインボードの売買代金は7日ぶりに900億HKドルを上回った。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く買われた。昨日の上昇率4位だった瑞声科技（02018.HK）が続伸し、本日は同1位の4.38％高。昨日は軟調だったマカオのカジノ株は反発し、サンズチャイナ（01928.HK）が上昇率2位の3.35％高。米国や香港の金利動向に敏感な香港系不動産株も買われ、新世界発展（00017.HK）が上昇率3位の3.30％高だった。下落したのは香港鉄路（00066.HK）のみで、0.44％安だった。
そのほかの銘柄では、17年6月中間決算が大幅増益となる見通しを発表した中国光大国際（00257.HK）が7.65％高。プロジェクトがスピーディーに進んでいるとアナリストが評価し、目標株価を引き上げたことも追い風となった。イ柴動力（02338.HK）は17年6月中間決算が大幅増益となる見通しをさらに上方修正し、11.17％高だった。（中国部・千原）
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