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【7月12日の香港市場】
2017.07.12 18:16
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比0.64％高の2万6043.64ポイント、レッドチップ指数は0.01％高の4007.82ポイントと、いずれも3日続伸。H株指数は続伸し、0.97％高の1万517.37ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約2％減少し、概算で861億2400万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）はいずれも買い越しとなり、買越額は上海経由が23億1700万元、深セン経由が5億7000万元だった。
ニューヨーク市場は、ダウ平均が小反発。原油相場の上昇を受け、エネルギー株が買われたが、トランプ大統領の長男がロシア側とのメールを公開したことで、今後の政権運営を危惧する売りが出た。ハイテク株は引き続き買われ、ナスダック総合株価指数は3日続伸した。本日の香港市場は昨日に続いて本土系の銀行株が買われ、ハンセン指数とH株指数は高く寄り付き、その後も安定的に推移。ハンセン指数の終値は6月9日以来、約1カ月ぶりの2万6000ポイント台となった。レッドチップ指数は下落した構成銘柄の方が多く、下げに沈む場面もあったが、わずかに上昇した。
ハンセン指数の構成銘柄では、全国金融工作会議を14日に控え、本土系の銀行株が続伸。中国工商銀行（01398.HK）が3.38％高、中国建設銀行（00939.HK）が2.58％高、中国銀行（03988.HK）が2.45％高となり、上昇率1～3位に並んだほか、交通銀行（03328.HK）が1.61％高。大型銀行が利ザヤ拡大の恩恵を受けるとの予想を背景に、アナリストが本土系銀行株の目標株価を引き上げたことも追い風となった。
米国市場でハイテク株が買われた影響で、瑞声科技（02018.HK）が上昇率4位の2.14％高だったほか、テンセント（00700.HK）が1.00％高。AIA（01299.HK）は新契約価値の予想と目標株価の引き上げが引き続き材料視され、1.38％高だった。一方、マカオのカジノ株、消費関連株、本土系の不動産株や通信株、香港系の不動産株の下げが目立った。（中国部・千原）
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