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【7月11日の香港市場】
2017.07.11 18:05
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比1.48％高の2万5877.64ポイント、レッドチップ指数は1.30％高の4007.14ポイントと、いずれも続伸。H株指数は4日ぶりに反発し、1.97％高の1万416.20ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約10％増加し、概算で880億2100万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）はいずれも買い越しとなり、買越額は上海経由が25億3700万元、深セン経由が9億2800万元だった。
ニューヨーク市場は小売株などが売られ、ダウ平均が小反落。こうしたなか、欧米の長期金利が低下したことを受け、金利水準の上昇が逆風となりがちなハイテク株が買われ、ナスダック総合株価指数は続伸した。本日の香港市場は主要指数が高く寄り付き、その後もじりじりと上げ幅を拡大。本日の高値近辺で引けた。メインボードの売買代金は前日に比べ1割増加し、本土からの売買が全体の約12％を占めた。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く買われた。17年6月中間決算が大幅増益となる見通しを発表した吉利汽車（00175.HK）が、上昇率1位の7.54％高。米国市場でハイテク株が買われた影響で、瑞声科技（02018.HK）が上昇率3位の3.27％高、テンセント（00700.HK）が同6位の2.50％高と続伸。全国金融工作会議を14日に控え、本土系の金融株が軒並み上昇。中国建設銀行（00939.HK）が上昇率2位の4.04％高、中国工商銀行（01398.HK）が同4位の3.08％高、中国人寿保険（02628.HK）が同5位の2.71％高だった。AIA（01299.HK）は新契約価値の予想と目標株価を引き上げられ、2.40％高だった。
そのほかでは、ブリリアンスチャイナ（01114.HK）が5.80％高。合弁生産するBMW-5シリーズの予約が好調という調査結果を披露したアナリストが目標株価を引き上げ、これが材料視された。一方、重慶鋼鉄（01053.HK）は12.06％安。会社更生手続きが始まり、A株の上場廃止の可能性が強まったことが嫌気された。昨日は46.55％高となった万達酒店発展（00169.HK）は反落し、本日は7.05％安。万達酒店発展から観光事業を買収する融創中国（01918.HK）は13.64％高だった。（中国部・千原）
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