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【7月6日の香港市場】
2017.07.06 18:15
主要指数はハンセン指数が前日比0.22%安の2万5465.22ポイント、H株指数が0.33%安の1万346.32ポイントと、小幅に反落した。一方、レッドチップ指数は0.10%高の3975.65ポイントと、かろうじて続伸。メインボードの売買代金は前日比で約7%減少し、概算で780億4100万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が16億4300万元、深セン経由が6億2300万元だった。
前日の米国株市場は一進一退だったものの、ニューヨークWTI原油先物が4週ぶりの大幅安。原油減産をめぐるロシアの非協力的姿勢が伝わった。これを受けて本日の香港株市場の地合いは概ね弱含んだ。さらに米国の国連大使が北朝鮮に対する軍事力行使の可能性に言及したことで地政学リスクが続き、これも投資家心理を弱くした。主要指数は小幅ながらもマイナス圏で前引け。後場も振るわず、ハンセン、H株の両指数は僅差で反落した。レッドチップ指数は前日終値を挟んでもみ合い、かろうじてプラス圏で大引け。本日の上海株が後場で持ち直し、これが支援材料になった。
原油相場の急落を受け、中国石油天然気(00857.HK)が1.21%安、中国海洋石油(00883.HK)が0.91%安、中国石油化工(00386.HK)が0.49%安と、三大石油株が低迷した。独立系の油田サービス会社である安東油田服務(03337.HK)はアナリストによる投資判断の引き下げが響いて3.89%安。収益低下の警戒感から通信セクターも続落し、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)は1.85%安に沈んで連日のハンセン指数構成銘柄の下落率1位。中国移動(00941.HK)も0.98%安だった。地政学リスクが悪材料視され、本土航空大手の中国南方航空(01055.HK)が1.90%安、中国国際航空(00753.HK)が1.68%安。
一方でテレビ生産大手のTCL多媒体(01070.HK)が6.75%高と大幅に続伸。テンセント(00700.HK)との提携強化がアナリストから引き続き評価されている。スマホ部品大手の瑞声科技(02018.HK)も1.35%高としっかり。また、香港地場系の不動産株が概ね堅調だった。恒隆地産(00101.HK)が1.87%高、長江地産(01113.HK)が1.19%高、信和置業(00083.HK)が0.78%高、九龍倉集団(00004.HK)が0.61%高。
個別では自動車株のブリリアンスチャイナ(01114.HK)が5.59%高。小型商用車部門を仏ルノーとの合弁に切り替える計画が好感された。そのルノーとの関係が深い東風汽車集団(00489.HK)はアナリストによる目標株価引き上げを受けて3.01%高。また、アパレルセクターが好調だった。特に地場系のスポーツアパレル最大手である安踏体育用品(02020.HK)は欧州系投資銀行の強気見通しを受けて4.70%高。ライバルの李寧(02331.HK)も2.21%と連れ高した。(中国部・畦田)
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