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【7月6日の中国本土市場】
2017.07.06 17:11
主要指数はそろって続伸。上海市場は上海総合指数が前日比0.16％高の3212.44ポイント、B株指数が0.25％高の330.23ポイント。深セン市場は深セン成分指数が0.009％高の1万562.05ポイント、B株指数が0.12％高の1154.32ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約16％増加し、概算で4764億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）と「深股通」（香港経由の深センA株投資）はそろって売り越しに転じ、売越額はそれぞれ8億1200万元、1億9700万元だった。
上海総合指数は寄り付きから前日終値を挟んで一進一退だったが、前場の終了間際に一気に下げ幅を広げ、節目の3200ポイントを割り込んだ。後場は3200ポイント割れで始まったが、下げ幅を縮小する展開。再び大台を回復し、後場の中盤で上げに転じた。上海市場と深セン市場のいずれも下落銘柄の方が多かったが、大型株が堅調だったことで、上海総合指数や深セン成分指数は小幅に上昇した。両市場合計の売買代金は2日連続で4000億元を上回った。
上海A株市場の主要セクターは、保険株が軒並み続伸。新華人寿保険'A'（601336.SS）が4.73％高、平安保険'A'（601318.SS）が1.92％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）が1.49％高、太平洋保険'A'（601601.SS）が1.13％高だった。国務院が商業養老保険の発展に向けた指導意見を発表し、これが材料視された。株式、債券、投資信託などでの運用を促進する狙いで、保険会社の投資意欲の改善が見込まれると、アナリストは評価している。二大石油株はいずれも堅調。銀行株はまちまちだった。
石炭株の上昇が目立ち、山煤国際エナジー【売付のみ】（600546.SS）がストップ高だったほか、陝西煤業【売付のみ】（601225.SS）が6.03％高、ヤン州煤業'A'（600188.SS）が3.33％高。国有企業の神華集団が市場向け石炭価格を引き上げ、これを好感した。また、昨日に続いて非鉄金属株が大幅高となり、四川西部資源【売付のみ】（600139.SS）、洛陽欒川'A'（603993.SS）、広晟有色金属【売付のみ】（600259.SS）がストップ高だったほか、廈門タングステン（600549.SS）が4.49％高。鉄鋼株も堅調だった。
こうしたなか、復星医薬'A'（600196.SS）が3.66％安。民営企業に対する当局の監視が強化されるなか、実質筆頭株主の郭広昌氏が失踪したという情報が流れ、これが嫌気された。この情報をめぐり復星グループは、悪意のある誹謗と強調。郭氏は陝西省西安市でのイベントに参加していると説明している。
上海B株市場と深センB株市場は、いずれも下落銘柄の方が多かったが、大型株に支えられ、両B株指数は上昇した。（中国部・千原）
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