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【6月30日の香港市場】
2017.06.30 17:53
主要指数はいずれも反落。ハンセン指数は前日比0.77％安の2万5764.58ポイント、H株指数は0.64％安の1万365.22ポイント、レッドチップ指数は0.45％安の4005.23ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約1％増加し、概算で813億1500万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は上海経由が10億800万元、深セン経由が5億200万元だった。
ニューヨーク市場はダウ平均が大幅反落。欧州の中央銀行が金融緩和の縮小に向けて動き出したとの観測を背景に、株式運用資金が減少することへの警戒感が強まり、ハイテク株を中心に利益確定売りに押された。ナスダック総合株価指数も反落。こうしたなか金融株が増配や自社株買いを手がかりに買われた。外部環境の悪化を受け、香港の主要指数は低く寄り付き、その後もマイナス圏での値動きに終始した。メインボードの売買代金は2日連続で800億HKドルを上回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、昨日まで2日連続で上昇率2位だった吉利汽車（00175.HK）が利益確定売りに押され、本日は下落率1位の2.54％安。また、このところ堅調だった中銀香港（02388.HK）も反落し、本日は2.41％安。米国のハイテク株が大幅安となったことが影響し、テンセント（00700.HK）が下落率3位の1.69％安。このほか、幅広い銘柄が売られた。
一方、昨日の上昇率3位だった神華能源（01088.HK）が続伸し、本日は同1位の1.75％高。親会社の合併計画を7月末までに固めるよう当局が促したと伝わり、これを好感したもようだ。昨日の上昇率4位だった恒隆地産（00101.HK）も続伸し、本日は0.41％高。また、原油相場の上昇を好感し、本土系エネルギー株の一角が堅調だった。
そのほかの銘柄では、融創中国（01918.HK）が5.15％高。粗利益率の回復と売上高の伸びに押され、2017～2019年の業績が大きく伸びると予想するアナリストが買い推奨し、これが材料視された。六福集団（00590.HK）は17年3月本決算が大方の予想を上回り、3.28％高だった。（中国部・千原）
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