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【6月29日の香港市場】
2017.06.29 18:24
主要指数はいずれも3日ぶりに反発。ハンセン指数は前日比1.09%高の2万5965.42ポイント、H株指数は0.22%高の1万432.02ポイント、レッドチップ指数は0.63%高の4023.54ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約5%増加し、概算で808億8200万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が17億1300万元、深セン経由が4億1000万元だった。
ニューヨーク市場は金融株などが買われ、ダウ平均が大幅反発。米金利の上昇を好感したほか、欧州中央銀(ECB)が金融緩和の縮小に動くとの見方が後退したことが追い風となった。ハイテク株も買われ、ナスダック総合株価指数は3日ぶりの大幅反発となった。外部環境の好転を背景に、ハンセン指数とH株指数は高く寄り付き、その後も堅調な値動きに終始。H株指数は大型の構成銘柄が多額の配当権利落ちを迎えた影響で、下げに転じる場面が何度もあった。メインボードの売買代金は13日ぶりに800億HKドルを上回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、ロンドンに本拠を置くHSBC(00005.HK)が上昇率1位の6.27%高。イングランド銀行の総裁が利上げの可能性を示唆し、英ポンドが上昇したことが好材料となった。吉利汽車(00175.HK)は4.72%高となり、2日連続で上昇率2位。このところアナリストが相次いで目標株価を引き上げており、これが追い風となっている。多額の特別配当の権利落ち日を迎えた神華能源(01088.HK)は理論修正された株価を狙った買いが入り、上昇率3位の4.41%高。上場電力会社の買収を検討しているという情報も材料視された。
恒隆地産(00101.HK)は上昇率4位の3.85%高。香港金融街のオフィスビル賃貸料が今後も上昇を続けるという見通しを背景に、アナリストが推奨したことが材料視された。中銀香港(02388.HK)は続伸し、上昇率5位の3.18%高。華潤電力控股(00836.HK)は電力会社が最悪期を脱したと指摘するアナリストが投資判断を引き上げたことを受け、2.51%高だった。
一方、地合いが好転したことから、デュフェンシブな香港系公益株の一角が下落。長江基建集団(01038.HK)が0.74%安、電能実業(00006.HK)が0.71%安、中電控股(00002.HK)が0.41%安だった。また、同じくディフェンシブな消費関連株の下げも目立った。
そのほかでは、昨日まで大幅に続落していた低位株が反発。メインボードでは中国投融資(01226.HK)が79.10%高、首都創投(02324.HK)が42.00%高、中国銭包支付(00802.HK)が35.08%高、雋泰控股(00630.HK)が29.41%高。GEM市場でも皓文控股(08019.HK)が46.15%高だった。(中国部・千原)
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