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【6月26日の香港市場】
2017.06.26 18:14
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は5日ぶりに反発し、前営業日比0.78％高の2万5871.89ポイント。H株指数は0.96％高の1万530.66ポイント、レッドチップ指数は0.39％高の4038.95ポイントと、いずれも3日続伸した。メインボードの売買代金は先週末に比べ約4％増加し、概算で681億9300万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）は上海経由が買い越しに転じ、買越額は13億7800万元。深セン経由は5億6400万元の買い越しだった。
先週末のニューヨーク市場は、ダウ平均が小幅に4日続落。材料難から、方向感に乏しかった。一方でナスダック総合株価指数は3日続伸した。週明けの香港市場はハンセン指数が高く寄り付き、その後も安定的に推移。ダウ平均先物や上海総合指数が堅調だったことを追い風に、本日の高値付近で引けた。商いが引き続き低調ななか、「港股通」による売買は活発で、メインボード売買代金の約14％を占めた。
ハンセン指数の構成銘柄では、中銀香港（02388.HK）が上昇率1位の6.34％高。利ザヤ拡大の見通しを背景に、大手投資銀行のアナリストが目標株価を引き上げ、これが買い材料となった。上昇率2位は吉利汽車（00175.HK）の4.58％高。本土系不動産株がそろって買われ、華潤置地（01109.HK）が上昇率3位の3.19％高、中国海外発展（00688.HK）が1.53％高だった。
石炭価格の高騰を背景に、神華能源（01088.HK）が上昇率4位の2.13％高。先週末は大きく下げたマカオのカジノ株は反発し、銀河娯楽（00027.HK）が上昇率5位の2.01％高、サンズチャイナ（01928.HK）が0.97％高。米国でハイテク株が買われた影響で、テンセント（00700.HK）が1.35％高だった。幅広い銘柄が買われるなか、消費関連株、香港系の公益株や不動産株、本土系通信株などが軟調だった。
そのほかでは呷哺呷哺餐飲（00520.HK）が6.02％高。既存店売上高や利益の伸びが顕著だが、増資にともなって株価が割安とアナリストが指摘し、目標株価が引き上げられたことを好感した。また、龍湖地産（00960.HK）が7.67％高。純資産価値に比べ株価が割安と指摘するアナリストが目標株価を引き上げたことが材料視された。（中国部・千原）
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