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【6月26日の中国本土市場】
2017.06.26 17:43
主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が続伸し、前営業日比0.87％高の3185.44ポイント。B株指数は3営業日ぶりの上昇で、1.00％高の326.30ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が続伸し、1.64％高の1万537.59ポイント。B株指数は4日続伸し、1.10％高の1144.58ポイントだった。両市場の売買代金は先週末比で約8％増加し、概算で4393億元。なお、「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は売り越しに転じ、売越額は2億4700万元だった。一方で「深股通」（香港経由の深センA株投資）は引き続き買いが多く、4億7600万元の買い越しだった。
週明けの本土市場は2700近くの銘柄が上昇。値下がり銘柄は350前後にとどまった。上海総合指数は朝方に上げ幅を広げると、その後も堅調に推移し、3200ポイント回復を視野に入れた。深セン成分指数は順調に上げ幅を広げ、節目の1万500ポイントを突破。先ごろ大型A株の指数組み入れを正式に決定した指数会社のMSCIの幹部が、未採用の中型株に関しても将来的に採用する可能性に言及。これが投資家心理を上向かせた。原油相場の反発も支援材料になり、全般的にリスクオンの展開が続いた。
鋼材価格の上昇を手がかりに鉄鋼セクターが好調。北京首鋼（000959.SZ）が4.21％高、鞍鋼'A'（000898.SZ）が2.97％高、馬鞍山鋼鉄'A'（600808.SS）が2.66％高、宝山鋼鉄（600019.SS）が2.01％高。新素材グラフィンの関連銘柄に将来の海外マネー流入が織り込まれ、杭州電纜（603618.SS）と方大炭素（600516.SS）、美都HD（600175.SS）がストップ高、東旭光電科技'A'（000413.SZ）が6.94％高。
また、住宅販売最大手の万科企業'A'（000002.SZ）は株主総会を前に買いが殺到してストップ高。このほかの不動産株も概ね買い進まれ、金地グループ（600383.SS）が4.63％高、華夏幸福基業（600340.SS）が2.79％高、保利房地産（600048.SS）が2.50％高。さらに酒造株が動意付き、茅台酒（600519.SS）が2.52％高で過去最高値を更新した。ハイテク関連株も好調で、科大訊飛（002230.SZ）が8.20％高、紫光（000938.SZ）が5.63％高、新大陸電脳（000997.SZ）が3.99％高。
B株市場もA株に連れ高し、値下がりは6銘柄にとどまった。上海B株ではITセクターの上海宝信ソフト（900926.SS）が上昇率1位の2.56％高。不動産大手の上海陸家嘴金融貿易区開発（900932.SS）が2.54％高でこれに続いた。深センB株では電力株の南山電力（200037.SZ）が上昇率1位の5.15％高。深セン市の土地整備計画に同社の発電所が含まれていたことが材料視されたもようだ。（中国部・畦田）
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